マインドフルネスはこれからの時代を生き抜くビジネスパーソンのスキルになる

2019年4月13日 13:20

印刷

マインドフルネスはトレンドではなくこれからを生き抜くためのスキルとして観察する必要がある

マインドフルネスはトレンドではなくこれからを生き抜くためのスキルとして観察する必要がある[写真拡大]

■マインドフルネスがこれからの時代を生き抜くスキルになる

 忙しい日常を送り、会社という組織で数多くの役割を担っているビジネスパーソンであればマインドフルネスという言葉をすでに知っているだろう。そして多くのビジネスパーソンは、「静」というイメージをもっているのではないだろうか?

【こちらも】職場のストレス第1位は?年齢別でも違うストレス原因

 さまざまなメリットがあり、トレンドになっていることは事実だが、マインドフルネスはこれからの時代を生き抜くための「動」を支える作法として注目されている。成功者に共通するとも言われる作法だが、なぜマインドフルネスという作法や考え方が重要視されるのかを理解していただきたい。

■マインドフルネスに注目が集まっている理由とは

 マインドフルネスという作法や考え方は、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏、セールスフォースCEOであるマーク・ベニオフ氏といった実績のある経営者が実践していることで広く知られるようになった。

 またGoogleでマインドフルネスを広めたゴーピ・カライルは、その著書であるRESETの中で、「私たちが扱うテクノロジーの中で最も重要なものは私たち自身の中にある」、「テクノロジーが最高のパフォーマンスを発揮できるようにするには、心を落ち着け、心身を回復させ、エネルギーを充電する時間が必要だ。」とも述べている。

 マインドフルネスは一見すると動きのない、仕事や作業が進まない作法に見えるが、その時間は最高のパフォーマンスを発揮するための準備に必要と考えられている。

■「静」に集中することが「動」を支える

 マインドフルネスという作法や考え方が、なぜ重要視されるのかを理解しておいていただきたいかと言うと、エネルギーの充電に必要でありつつ不安を受け入れるためにも必要だからである。

 忙しく働くビジネスパーソンも自分の中に不安があり、その不安を自覚している人はそう多くない。そしてその不安が、仕事の妨げになっているのである。目の前に集中すべき仕事や作業があったとしても、無意識に頭に浮かぶ不安が脳の効率を下げてしまっている。さらに忙しい日常の中では、その状態が継続してしまっていることを把握することが非常に難しい。

 不安を受け入れることで初めて対策をスタートすることができるため、忙しいビジネスパーソンこそ、あえて「心を落ち着け、心身を回復させ、エネルギーを充電する時間」であるマインドフルネスの時間を設けることをおすすめする。

関連キーワード

関連記事