ウェルネット、札幌・新千歳空港間のバス全系統に「スマホ乗車券」提供へ

2019年3月29日 19:41

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「スマホ乗車券」の画面イメージ。(画像:ウェルネット発表資料より)

「スマホ乗車券」の画面イメージ。(画像:ウェルネット発表資料より)[写真拡大]

 ペイメントサービスを手掛けるウェルネットは4月1日より、札幌市内と新千歳空港を結ぶバス全系統に、「スマホ乗車券」を提供拡大する。

【こちらも】JR北海道、スマートフォンで表示できる「スマホ定期券」を導入開始

 今回ウェルネットと提携を結ぶことになったのは、北海道中央バス、北都交通の2社。両社が運行するバスの全系統に、スマホ乗車券が提供されるようになる。

 「奥地」と呼ばれるのが相応しいかどうかはさておいて、事実としてまだ新幹線の開通していない札幌においては、新千歳空港の存在は交通の大動脈である。従って市内各地に新千歳空港行きのバス乗り場は偏在し、多くの市民や観光客の足となっている。

 なお、実は札幌市内にも空港は存在しているのだが、便数も種類も少ない小さな空港であるので、ここでは詳述しない。

 ウェルネットが提供する高速バススマホ乗車券は、同社のスマホアプリ「バスもり!」によって検索・予約・購入することができる。窓口に並ぶ必要はなく、スマホだけで乗車券の購入を完結させられる。

 購入方法は、まず「バスもり!」をダウンロードする必要がある。ダウンロードは無料。バス乗車券そのものの決済は、クレジットカード(VISA/Master)あるいは、支払秘書と呼ばれる電子マネー(後述)の利用が可能である。

 利用も簡単で、降車時に乗務員の前でスマホ乗車券を見せ、指でスライドすることでチケットを使用することができる。そして運賃箱付近のQRコードを読み取って認証し、使用済み画面を乗務員に提示すればよい。

 支払秘書というのは、ウェルネットが銀行と提携して提供しているスマホ決済で、ゆうちょ銀行もしくは北海道銀行に口座を持っていれば利用できる。また北洋銀行も、4月中旬から対応可能になる予定だ。

 なお余談となるが、北海道電力の決済にも支払秘書は導入されている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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