乃木坂のマスコットガール斉藤優里が卒業発表!

2019年3月26日 17:51

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 マスコットという言葉を調べると「人々に幸運をもたらす人・動物・物」とある。

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 乃木坂のメンバー内で、他のメンバーから愛されていることで知られる人物と言えば「愛されまあや」(和田まあや)や「人たらしオバケ」(伊藤純奈)、「永遠の幼児」(渡辺みり愛)といった、どちらかと言うと、年少組(加入時)が多いイメージがどうしてもあるが、同期からも後輩からも番組スタッフや取材する記者からも、一緒にいて楽しい、ほっとするとパワースポットのような扱いを受けていたのが、今回卒業を発表した斉藤優里だった。

 甘ったるい特徴的な声は、地声が大きいこともあって非常に印象に残り、初期にはメンバーのお尻を触りまくり、白石麻衣のスカートの中に潜り込んで「麻衣ホーム」と名付けるなど、やんちゃな行動が目立ち、バラエティー番組では生駒や高山一美と並んで活躍していたし、それと並行して、決め顔を作ればびっくりするほどの美形でもあり、齋藤飛鳥と共にAnna Suiのモデルに選ばれたこともあった。

 アンダー経験も多いが、夏シングルになると選抜入りし「夏女ゆったん」という異名も持っている。また乃木坂内でも屈指の常識人でもあり、真面目なインタビューでは記者の意をくみ取って的確な返答を返してくれるし、MCでもTPOをわきまえた進行をしてくれるため、その安心感、信頼感は抜群だったのだ。

 アンダーから選抜への突破口を開いた衛藤美彩、アンダーそのものを底上げして選抜との垣根を薄くした伊藤かりん、選抜だろうとアンダーだろうとお構いなしに周囲を笑顔にしてくれた斉藤優里と、今年に入ってからの立て続けの卒業は、乃木坂の大黒柱、あるいは土台部分を担ってきた人材の流出とも言えるわけで、非常に寂しい。

 だがその一方で、伊藤かりんも同じことを言っているのだが、「(乃木坂で)後輩に見せられるものは全部出し切った」と、悔いも思い残すこともない、幸せな卒業ができ、その姿を見守ることのできるファンも幸せだと思うのだ。

 卒業ラッシュと言われる乃木坂ではあるが、後輩にすべてを伝えきり、今度はグループではできなかったことに挑戦するメンバーを前向きに応援できる環境を作ってくれた斉藤優里は、間違いなく「人々に幸運をもたらす」マスコットガールだったと思う。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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