関連記事
愛知県東郷町にららぽーと、3月着工 2020年秋開業を予定
ららぽーと愛知東郷町の完成イメージ(三井不動産発表資料より)[写真拡大]
三井不動産は2月27日、愛知県東郷町で東海地方2店目となる「ららぽーと愛知東郷町(仮称)」の建設工事に3月1日から入ることを明らかにした。愛知県中部地区で最大級となるショッピングセンターで、2020年秋に完成して開業する予定。
【こちらも】ららぽーと東京ベイが大規模リニューアル、51店が3月から順次オープン
ららぽーと愛知東郷町は、東郷中央地区土地区画整理事業地など約8万9,000平方メートルの敷地に建設される。建物は鉄骨地上4階建て延べ約10万9,600平方メートルの店舗棟と、鉄骨地上4階建て1棟、地上5階建て1棟、地上6階建て2棟の合計約8万600平方メートルの駐車場棟で構成される。
このうち、店舗棟は1~3階を店舗、4階と屋上を駐車場に利用する。テナントは物販、飲食、エンターテイメント、各種サービスなど約230店を予定している。店舗面積は約6万3,900平方メートルとなる見込み。ファミリー層だけでなく、若いカップル、シニア層も利用できる地域の拠点商業施設とし、施設内には随所に休憩場所を確保して来店客がくつろげる工夫を施す。
「街のクラブハウス」という環境コンセプトの下、敷地内に約4,000平方メートルの広さを持つ緑地を整備し、地域と連携したイベントを開催できる屋外イベントスペースを設置するほか、タクシーやバスの発着場所となる交通広場を設ける。このほか、共用部にLED照明を設置するとともに、災害時の帰宅困難者用待機スペース、電気自動車用充電ステーションを整備して環境、防災面に配慮する。
東海地方へのららぽーと出店は、2018年9月にオープンした名古屋市港区港明の「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に次いで2例目。現地は愛知県を東西に貫き、名古屋市と豊田市を結ぶ国道153号と、長久手市から大府市まで愛知県を南北に走る県道57号が交差する道路交通の要衝で、南側に新設道路が計画されている。三井不動産は東郷町だけでなく、名古屋市のベッドタウンとなっている近隣自治体からも集客を見込んでいる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク