1月の全国百貨店売上、3カ月連続前年比マイナス インバウンドが前年割れ

2019年2月22日 15:25

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 日本百貨店協会の発表によると、インバウンド消費の苦戦や初商いの不振により、1月の百貨店売上は3カ月連続で前年同月比マイナスだったことが分かった。

【前年は】全国百貨店売上高、18年は0.8%減で2年ぶりマイナスに

■インバウンド苦戦により3カ月連続でマイナス

 21日、日本百貨店協会が1月の全国百貨店売上高を発表した。売上高総額は4,927億517万円で前年同月比(店舗数調整後)2.9%減となり、3カ月連続でマイナスだった。これまで好調だったインバウンド消費が、中国の景気減速や免税品規制強化により苦戦し26カ月ぶりに前年割れ(前年同月比7.7%減)したことや、消費者心理の冷え込みにより初商いやクリアランスセールも不振だったことが響いた。

■北海道のみ前年同月比22.5%増

 都市別や地区別では北海道のみ前年同月比22.5%増と増加し、2カ月ぶりにプラスとなった。下げ幅が大きかった都市では、大阪(前年同月比:3.8%減、以下同じ)、神戸(7.9%減)、広島(5.3%減)が、下げ幅が大きかった地区では、関東(3.8%減)、中国(5.2%減)、四国(3.8%減)がある。

■衣料品や家電、サービスが大幅減

 商品別で下げ幅が大きかったものでは、婦人服・衣料品(前年同月比:5.4%減、以下同じ)、子供服・衣料品(8.9%減)、家具(4.2%減)、家電(8.6%減)、サービス(12.8%減)、商品券(7.0%減)などがある。前年同月比プラスとなったのは、化粧品(0.3%増)、その他(2.2%増)の2つのみだった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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