ブリヂス、ソフトバンク、レオパレス21など/本日の注目個別銘柄

2019年2月18日 15:36

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記事提供元:フィスコ


<5108> ブリヂス 4402 +207大幅反発。先週末に前12月期決算を発表。営業利益は4027億円で前期比3.9%減、従来計画の4100億円はやや未達に。今期は4100億円で同1.8%増の計画、為替前提をやや保守的に設定しているほか、償却費負担が想定以上で、市場予想の4400億円レベルを下回る。ただ、同時に発行済み株式数の7.6%に当たる5700万株、2000億円を上限とする自社株買いも発表。需給インパクトへの期待が先行。

<9434> ソフトバンク 1329.5 +40.5大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げした。SoftBankブランドが主要動画無料の50GB/月データプランで若者層を取り込み、Y!mobile ブランドは20.3 期に予定する料金値下げで価格訴求力を更に強めるなど、携帯市場では最も競争力を有するとしており、今後も営業増益の維持が可能と判断。携帯通信サービス収入を上方修正して、業績予想を引き上げたようだ。

<8848> レオパレス21 201 -23急落。施工不良の問題が響き、法人顧客が離れ始めていると報じられている。社宅などとして利用している企業が、社員の安全危惧、人材採用への支障を懸念しているもようだ。同社物件に入居しているのは法人顧客が多く、入居率が低下すると「逆ざや」に陥るリスクもあるため、業績への影響が避けられない見通しともされている。

<3245> DEAR・L 429 +22大幅続伸。発行済み株式数の3.74%に当たる150万株、6億円を上限とする自社株買いの発表を行っており、当面の需給妙味が高まる展開になっている。資本効率の向上および株主還元の充実を図ることを目的としており、取得期間は2月18日から6月28日としている。なお、同時にマンション開発用地の取得も発表。立川市で5階建て70戸のマンションを開発する計画としている。

<3663> アートスパーク 810 -150ストップ安比例配分。先週末に決算を発表、前12月期営業利益は3.7億円で前期比11.5%減益、従来計画をやや上回る着地となったが、今期は2.6億円で同31.7%減と連続2ケタ減益の見通しとなっている。また、第三者割当による行使価額修正条項付新株予約権の発行を発表、M&Aに関連する借入金の返済を目的とし、野村證券に割り当てる。潜在株式数は19.84%となる。

<5021> コスモエネHD 2466 +206急反発。本日は同社をはじめ石油株が全面高の展開になっている。先週末の原油先物価格が前日比1.18ドル高の1バレル=55.59ドルと大幅に続伸し、約3カ月ぶりの高値水準に上昇したことが材料視されている。時間外取引では一段の上昇となっている。サウジアラビアの大幅減産公約で供給過剰懸念が後退したほか、米中貿易協議の順調な進展なども原油高へとつながっている。

<3928> マイネット 1127 -248急落で下落率トップ。引き続き14日に発表した決算が嫌気されている。前12月期営業利益は0.17億円で前期比97.2%の大幅減益、従来予想レンジ内での着地となったが、今第1四半期は1.5億円の赤字見通しとしており、予想以上の収益悪化と捉えられている。契約上の理由によりサービスを終了するタイトルがあるほか、再生案件の仕入れや投資の積極化が背景。会社側では通期での黒字は見込んでいるもよう。

<7244> 市光工 670 +86急騰。14日に発表した決算が嫌気されて先週末は大きく下落したものの、本日は見直しの動きが先行している。前12月期営業利益は90億円で、前年の同期比と比べて48.6%の大幅増となったが、今12月期は78億円で前期比13.4%減益の見通しとしている。2ケタ減益見通しが売り材料視されたものの、もともと業績計画は保守的であり、ガイダンスで売られた場面は押し目買いの好機とも捉えられる形に。

<4331> T&Gニーズ 1837 +155急反発。いちよし証券ではレーティング「A」継続で、フェアバリューを3600円から4300円に引き上げている。国内ウェディング事業の好調な展開、ストックビジネスの立ち上げが順調に推移していることなどを背景としている。順調な受注件数の増加によって、今期営業利益は会社計画38億円を上回る42億円、前期比50.8%増を予想、来期は50億円から51.5億円に上方修正しているようだ。《US》

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