ラグ＆ボーン、AIが撮影した動画で2019年フォールコレクションを発表

　「ラグ＆ボーン（rag&bone）」が、ニューヨークファッションウィーク期間中である2月8日に、ディナーを開催した。2019フォールコレクションを身につけたセレブリティーがディナーに来場。その様子をAI（人工知能システム）が動画で撮影するというユニーク形式でコレクションを発表した。
　「最後の晩餐（A Last Supper）」と題したこのディナーは、米ニューヨークの人気レストラン「estela」で行われ、知覚を刺激することをコンセプトとした実験的な試みとして、AIと共にテクノロジーとファッションと音楽と食を融合したものであった。
　食事中、AIはデプスカメラで一部のゲストを撮影し、ポイントクラウドデータを作成。 その動画を即興でオーディオビジュアルコンポーザーのタリック・バッリがフューチャリスティックなビデオスケープに編集・作成し、リアルタイムで映像が上映された。
　またディナー後は、ディナー中に撮影された様々な素材をAIが編集し、サウンドトラックにThom Yorkeの未発表楽曲を使用した「ラグ＆ボーン」の2019秋冬コレクションの動画も発表された。
■AIによって編集された動画 “A Last Supper” – Featuring ‘Pyramid’ By Thom Yorke