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任天堂、日カーボン、太陽誘電など/本日の注目個別銘柄
<6976> 太陽誘電 2380 +400ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は117.9億円で前年同期比68.8%増、上半期に続き6割の営業増益を達成。村田製作所<6981>の決算を受けて上振れ期待もあったが、市場予想は40億円近く上回る着地に。値上げ効果が前倒しで顕化していることが上振れの要因。順調な決算に加えて、期末配当金の引き上げ、30億円を上限とする自社株買い発表なども好感する動きが優勢に。
<6723> ルネサス 715 +100ストップ高。先週末に前12月期決算を発表、10-12月期営業益は101億円で前年同期比53.7%減、第3四半期に続く大幅減となったが、会社予想の25億円は大幅に超過した。今12月期は、Non-GAAPベースでの第1四半期営業益は65.7-69.3億円と予想、前四半期212億円からは大幅減予想も、中国需要低迷の影響は織り込み済み、在庫調整進展などによる第2四半期以降の回復期待を先取り。
<1808> 長谷工 1359 +187急騰。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は710億円で前年同期比7.5%増益、不動産売却の増加を背景に、通期予想は965億円から1015億円、前期比0.7%増に上方修正している。また、10-12月期受注高は前年同期比72%の大幅増となった。順調な決算を受けて、年間配当金を50円から80円に引き上げ、大幅な増配にインパクトも強まる展開となっているようだ。
<3660> アイスタイル 630 -150ストップ安。先週末に発表した決算がネガティブサプライズにつながっている。上半期営業利益は2.4億円で前年同期比80.0%の大幅減益、10-12月期は営業赤字となっている。通期予想は従来の18億円から、2.5-6.0億円のレンジにまで下方修正している。イベントプロモーション予算の増加、新サービスの受注進捗の遅れに加えて、中国における「電子商取引法」施行の影響などが下方修正の要因に。
<5302> 日カーボン 4710 +700ストップ高。先週末に発表の決算が好感される。前12月期営業益は164億円で前期比6.4倍、従来予想の130億円を上回る着地に。電極の価格是正効果、ファインカーボン部門の販売好調などが業績拡大の主因に。今期も197億円で同20.1%増と大幅増益を予想しており、過度なガイダンス懸念も後退へ。また、配当金も前期は50円から100円の大幅増配となったが、今期は200円への引き上げ方針としている。
<5020> JXTG 530.0 -27.5大幅続落。先週末に発表の決算が引き続き悪材料。10-12月期営業益は181億円で前年同期比91.6%の大幅減、通期予想は6800億円から5000億円に下方修正した。在庫影響を除いた実質ベースでは5900億円から5000億円への下方修正。先に観測報道が伝わっており、大きなサプライズはないものの、同報道を受けて自社株買い取得への期待も高まっていたため、想定線の株主還元策発表による出尽くし感も。
<7744> ノーリツ鋼機 2140 +325急騰。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は41.8億円で前年同期比0.7%の減益となったが、10-12月期は21.4億円で同4.3%の増益に転じている。通期計画に対する進捗率も77.4%となり、計画達成の確度が高まったとの見方になっている。医療情報に関する事業及び歯科材料・医療材料に関する事業が順調に成長したことなど、ヘルスケアセグメントがけん引役になっている。
<8111> ゴルドウイン 12710 +2100急騰。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は116億円で前年同期比78.4%の大幅増益となった。つれて、通期予想は従来の91億円から112億円、前期比57.7%増に上方修正している。アウトドア関連ブランドの販売が想定以上に好調のもよう。また、期末配当金を引き上げ、年間配当金は106円の計画から170円にまで大幅増配としている。
<7974> 任天堂 29235 -45もみ合い。全体株高の中で上値の重い動きが目立っている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価を47000円から26400円に引き下げていることが弱材料となっている。ハードのモメンタム低下によるスイッチ収益の減額、携帯型ゲーム収益の減額などから業績予想を下方修正している。
<6268> ナブテスコ 3015 +321急騰。先週末に前12月期の決算を発表。営業利益は219億円で前年同期比25.7%減益となったが、会社計画200億円は上回る。精密減速機の売上回復などによって、10-12月期は同2ケタ増益に転じている。今12月期見通しも300億円で前期比37.1%増益の見通し。下期からの回復を見込む形で、市場コンセンサスを10億円程度上回る水準となっている。想定以上の底堅い業績推移を好感する流れになっている。《US》
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