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流行中のエボラウイルス種が西アフリカのコウモリから発見される
記事提供元:スラド
taraiok曰く、 現在、史上2番目というエボラウイルスの大規模な流行が発生中だ。そんな中、リベリアの保健当局が流行中のザイール・エボラウイルスを持つコウモリが西アフリカにいたことを発見したと発表した(The NewYork Times、Slashdot)。
科学者の多くがコウモリがエボラウイルスの宿主であると考えてきたが、現在流行しているザイール・エボラウイルス種を持つコウモリについては発見されていなかった。
今回の発見についてはまだ査読付き科学誌への掲載は行われていないものの、リベリアの保健当局は、公衆衛生上役立つと判断したことから発表に踏み切ったという。コロンビア大学のウイルス学者Simon J. Anthony氏は「これは不完全な研究で、科学的には時期尚早だといえる。しかし、どのタイプのコウモリがエボラウイルスを持つかということは、保健当局が接触対策を行い、集団発生を防ぐ効果をもたらす可能性がある」と発言している。
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