JR東、春の臨時列車を発表 「なつかしの新特急なすの」や「急行 つがる」

2019年1月19日 18:27

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●10連休のゴールデンウィークに向けて新幹線を大増発

 JR東日本は18日、2019年春の臨時列車の運転予定を発表した。2019年のゴールデンウィークは天皇陛下退位に伴う祝日の関係から10連休と大型の連休となるため、関東地方から各地に向かう新幹線では多数の臨時列車が運転される。特に東北新幹線では「はやぶさ」の増発が行われ、帰省客だけでなく桜のシーズン迎える東北・南北海道方面の需要に対応する。また上越新幹線ではGALA湯沢へのスキー客輸送に「たにがわ」の、北陸方面には「かがやき」の増発が行われる。

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●「新特急なすの」が1日限りの復活

 在来線の臨時列車で目玉になるのが「なつかしの新特急なすの」。栃木アフターデスティネーションキャンペーンの一環として5月26日に上野から東北本線の黒磯まで「新特急なすの」が復活する。かつて東北本線の急行列車を格上げする形で誕生した新特急は、南関東と都心部を結ぶ特急として活躍したが2000年代になり相次いで廃止された。今回、当時走行していた185系電車を利用して1日限りの復活となる。

●静岡ディスティネーションキャンペーンに合わせた臨時列車

 2019年のディスティネーションキャンペーンは静岡で行われる。これに合わせてJR東日本も関東地方から伊豆方面に向かう「特急踊り子号」を週末を中心に増便する。現在、踊り子号は、東京駅を始発に運転されているが、首都圏北部からの需要に対応するため、臨時列車は千葉県の我孫子と埼玉県の大宮を始発とし、乗り換えなしでアクセスできるように利便性を図る。

●東北では「急行 津軽」が復活

 東北地方では春の臨時列車の目玉として「急行 津軽」の復活が5月18、19日の2日間にわたって行われる。昭和30年代に誕生した列車で、関東と東北を結ぶ急行列車として多くの人を運んだ。後に寝台特急「あけぼの」になるなど呼称や種別の格上げが行われたことから「出世列車」の代表にもなっている。臨時列車では当時の編成は再現できないもの、赤い電機機関車が青い客車を引いて秋田県の湯沢駅から青森県の弘前駅まで運転されることが予定されている。(記事:speedbird・記事一覧を見る

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