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電通、2018年世界の広告費成長率予測を3.9%から4.1%に上方修正
国・地域別の成長率予測(画像: 電通の発表資料より)[写真拡大]
■2018年の予測を4.1%に上方修正
電通は11日、「世界の広告費成長率予測(2018~2020)」を発表。イギリスやブラジルなどの好調な伸びを背景に、2018年の世界の広告費成長率を4.1%と予測し、前回(2018年6月)の3.9%から上方修正した。また、デジタル広告が今後も高い成長を続けると予測している。
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■イギリス、ブラジルが大幅増加
伸び率を上方修正した国としては、カナダ(前回予測:2.3%、今回予測3.7%、以下同じ)、イギリス(4.2%、6.5%)、フランス(2.5%、3.6%)、中国(6.5%、7.8%)、ブラジル(2.3%、7.1%)などがある。一方、ドイツ(2.6%、1.0%)、インド(10.5%、9.6%)、日本(1.5%、0.2%)などを下方修正している。
■2019年予測は3.8%のまま
2019年の伸び率予測は前回の3.8%から変更していない。イギリス(前回予測:4.7%、今回予測:6.1%、以下同じ)、中国(6.0%、7.0%)、インド(2.6%、3.6%)などを上方修正している一方で、ドイツ(2.9%、0.5%)、ロシア(8.5%、6.9%)、日本(1.2%、0.6%)などを下方修正している。
また新たに発表した2020年予測では、全世界の伸び率を4.3%としている。伸び率が高い国では、インド(11.6%)、イギリス(7.1%)、ロシア(6.7%)、中国(6.4%)、ブラジル(6.2%)などがある。
■デジタル広告が2桁伸び率続く
媒体別の予測では、2018年はデジタル(前回予測:12.6%、今回予測:13.8%、以下同じ)、屋外/交通(2.2%、4.7%)、ラジオ(2.0%、2.7%)を上方修正した一方、テレビ(1.2%、0.8%)、新聞(-7.5%。-9.1%)、雑誌(-6.5%、-6.8%)、映画館(5.9%、3.2%)を下方修正した。
今回発表した2020年予測でも、デジタル媒体の伸び率を10.8%としており、2018年の12.0%(前回予測:11.3%)と合わせて、2019年以降もデジタル広告では高い伸び率が続くと予測している。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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