個人投資家ぶせな:2018年は歴史的な低ボラティリティ【FISCOソーシャルレポーター】

2018年12月30日 10:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:00JST 個人投資家ぶせな:2018年は歴史的な低ボラティリティ【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ぶせな氏(ブログ「FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----
※2018年12月19日13時に執筆

≪2018年は低ボラティリティ≫

2018年も終わりに近づきました。まだかまだかと待っていましたが、結局訪れず。

何を待っていたかというと、ドル円のボラティリティです。ドル円に限って言うと、2018年のドル円のボラティリティは、歴史的に見ても突出した低ボラティリティだったとか。そうなると、ドル円のスキャルピングは、かなり厳しい相場環境だったといえます。

一方、レンジを想定したデイトレードや、リピート系の自動売買は負け知らずといったところです。上がったところを売り、下がったら買う。そして、じっと待てば勝てる相場でした。

≪同じやり方では勝てない≫

これが意味することは、トレードは「同じやり方では勝てない」ということです。相場が変わると、ボラティリティやリクイディティの質も変わり、値動きが変わるからです。2019年、長期トレンドが発生すれば、レンジを想定した手法は勝ちにくくなります。逆に、トレンドが発生すると乱高下を伴うことが多いため、スキャルピングには好条件かもしれません。相場は、人間の心と同じようなもので、コロコロと意見を変えます。地合いに応じた戦いをしなければ、勝ち続けることはできません。

≪相場は先手を打たなければ負ける≫

ほとんどのトレーダーは、「こういう相場なら勝てるのに」という武器を持っているでしょう。しかし、「こういう相場は負ける」と認識をしているトレーダーって実は少ないのではないかと思っています。得意な相場だけでなく、苦手な相場も絶対に知らなければなりません。苦手な相場だと感じたら、サクッとやり方を変えるべきです。ただ、準備をしていなければすぐに対応することはできません。勝ち続ける人は、勝っているうちに次の1手を考えています。いくつものパターンを想定し、それぞれの戦略を練るものです。為替の値動きのパターンはおおよそ決まっているので、準備はできるはずです。

≪トレードもPDCAサイクル≫

では、どうすれば先手を打てるのか?答えは簡単です。いつも通りPDCAサイクルを実践していれば良いでしょう。このサイクルをしっかり回していれば、何もしなくても次の1手が思い浮かびます。もし思い浮かばないなら、日々の取り組みが甘いと言わざるを得ません。だらだらとトレードし、何となく時間だけが過ぎ去っていくという日々に、心当たりはありませんか?1日の積み重ねは、やがて大きな差となって損益に表れてきます。これができていれば、2018年1月と2018年12月のやり方は、変化しているはずです。

相場が合わないのではなく、自分が相場に合わせるようにします。そのために、PDCAサイクルを回しましょう。

--------
執筆者名:ぶせな
ブログ名:FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ《US》

関連記事