神戸物産、コーセー、しまむらなど/本日の注目個別銘柄

2018年12月26日 15:59

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記事提供元:フィスコ


  

<7965> 象印マホービン 890 -180急反落で一時下落率トップ。前日に18年11月期決算を発表。営業益は62.5億円で前期比20.1%減となり、ほぼ第3四半期決算時に下方修正した水準での着地に。一方、19年11月期は62億円で同0.9%減と連続減益の見通し。競合他社との競争激化、原材料費上昇による粗利益率の悪化を見込む。上半期の減益幅を大きく見るなど保守的とも受け止められず、想定以上の業績停滞をネガティブ視する動きに。

<6196> ストライク 1670 -394急落で下落率トップ。前日に発表した第1四半期決算が嫌気されている。営業利益は2.3億円で前年同期比1.6%減益、上半期計画は7.9億円で同60.5%増益予想であり、予想外の減益スタートになっている。案件単価の上昇で売上高は増加したものの、人員増など先行投資的な費用が増加したことから、販管費が膨らんだもよう。会社側では案件状況から通期計画は十分に達成可能としている。

<3038> 神戸物産 3275 +275急反発。前日に発表した11月の月次動向が買い材料視されている。売上高は前年同月比7.3%増、営業利益は同37.4%増となっている。営業利益は前月の同51.9%増に続く大幅増益で、4カ月連続での2ケタ増益となっている。19年10月期は1ケタ台の増益予想であるが、想定以上に順調なスタートと受け止められているようだ。

<3333> あさひ 1383 +138急反発。前日に発表した第3四半期決算が好材料視されている。累計営業利益は46.4億円で前年同期比14.5%増益、上半期は同7.5%の増益率にとどまっていたため、9-11月期の増益率は高まる形になっている。電動アシスト自転車など高付加価値商品の品揃え拡充が奏効している。通期業績計画達成の確度なども高まる状況とみられる。

<4922> コーセー 15610 +520大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も18400円から21900円に引き上げている。中国でのブランド力と販売力は着実に向上しており、中長期的には中国本土で着実に売上を伸ばしていけるとの見方。実店舗やECへの出店強化に伴い、中期の業績予想を増額修正しているようだ。今期営業利益予想578億円に対して、23.3期は805億円を予想している。

<3464> プロパティAG 837 +126一時ストップ高。特に目立った材料はないものの、高利回り銘柄として短期資金中心に見直しの動きが強まった。19年3月末の株主に対して、東証1部上場記念優待や増配を行う予定。配当金は3月一括配当で21円を予定、200株以上保有株主にはクオカード1000円分を追加贈呈する。通常の9月末の優待、一律3000円分のクオカード贈呈を合わせると、年間の配当・優待利回りは7.2%の水準となる(100株保有)。

<8227> しまむら 7970 +130反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業益は206億円で前年同期比41.3%減、9-11月期も同43.9%減と低調となった。売上に対して仕入れが多く、在庫処分が拡大したことが背景。会社側通期計画394億円、前期比8.1%減に対して未達懸念は一段と強まる格好に。ただ、コンセンサスは切り下がっており、足元の業績悪は想定線。直近の株価下落ピッチも早く、短期的な悪材料出尽くしと捉える動きが先行。

<1711> 省電舎HD 346 +80ストップ高。前日に、ISO審査登録機関のBMトラダ・ジャパンと独占的な業務提携契約を締結したと発表、買い材料視されている。今回の提携によって、ISOおよびHACCP認証支援のためのノウハウを習得し、食品関連企業へのHACCP認証取得支援、当該規格対応の設備導入支援を進めていく計画。食品関連分野における業容拡大につながっていくとの期待感が先行へ。

<6103> オークマ 4945 +140反発。20年3月期営業益が330億円程度となり、19年3月期の会社計画比25%程度の増益になる見込みと報じられる。国内外で航空機や自動車関連など取引先を拡大してきた効果が顕在化するほか、国内の増産体制も寄与するとみられる。市場コンセンサスは減益見込みであり、これを大幅に上回る水準となっている。ただ、来年度は工作機械受注が10%程度減少すると想定されるなか、同報道には懐疑的な見方も多い。《US》

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