11月のコンビニ売上、好天を受けて既存店が2カ月ぶりプラスに 

2018年12月21日 19:26

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 日本フランチャイズチェーン協会の発表によると、全国的な好天の影響を受けて11月のコンビニエンスストア売上が既存店・全店ともに前年比プラスとなったことが分かった。

【前月は】10月のコンビニ売上、たばこ値上げの反動で既存店が2カ月ぶりにマイナス

■既存店売上高が2カ月ぶりのプラス

 20日、日本フランチャイズチェーン協会が2018年11月度のコンビニエンスストア統計調査月報を発表した。既存店ベースの売上高は前年同月比0.6%増の7,993億3,700万円となり、2カ月ぶりの前年比プラス。全店ベースの売上高は同2.5%増の8,910億7,900万円でとなり、69カ月連続の前年比プラスだった。

■店舗数以上に来店客数が伸長

 来店客数では、既存店ベースが前年同月比0.5%減の13億1,121万8,000人と、2カ月ぶりのマイナス。全店ベースは同1.6%増の14億4,144万4,000人と、2カ月連続のプラスだった。店舗数は、同1.0%(525店)増の5万5,695店となり、既存店の客数こそ前年比マイナスだったものの、全店ベースでは店舗数以上に来店客数が伸びていることが分かった。

■客単価は既存店・全店ともに回復

 平均客単価は既存店ベースが前年同月比1.1%増の690.6円、全店ベースが同0.8%増の618.2円となり、どちらも2カ月ぶりのプラスとなった。全般的動向によると、全国的な好天による行楽需要があったことで、カウンター商材や中食が好調だったという。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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