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ホンダジェット、日本国内で初納入 既に10機以上を受注
小型ビジネスジェット「ホンダジェット」がいよいよ国内で引き渡しを開始する。ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーが、12月7日に国土交通省航空局から「ホンダジェット エリート」の型式証明を取得、日本における初号機の引き渡しを行うとともに、羽田空港の施設で式典を開催した。
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日本でのビジネスジェットの保有台数はわずかに60機弱。欧米と比較して圧倒的に少ない国内ビジネスジェット市場において起爆剤になることが期待されている。受注は好調だ。ホンダジェットは国内ですでに10機以上を受注済みとあって、注目の高さがうかがえる。日本での1号機を購入したのはゲーム大手、コロプラ創業者の一人でエンジェル投資家の千葉功太郎氏。この日行われた式典で、最新型の「ホンダジェット エリート」が引き渡された。
ホンダジェットは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などのホンダ独自開発技術により、小型ビジネスジェット市場においてクラス最高レベルの性能を誇る。主翼の上にエンジンを配置する独自の技術により、乗客がゆったりと座れる広い客席や6個の大型ゴルフバッグの積み込みが可能な大きな荷物室を実現した。客室内部は広さだけではなく細部にこだわり、快適な室内空間を実現している。
ホンダジェットはすでに世界展開で実績をあげている。2015年末の米国を皮切りに、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インドにて販売済みで、受注実績も100台以上にのぼる。2017年通年の出荷機数は43機にのぼり、同年の軽量小型ビジネスジェット機の出荷量で世界1位を達成している。現在は月産4機体制だが、2019年3月期末までに月産7期までに生産能力を拡大する方針だ。(記事:香川大輔・記事一覧を見る)
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