ソシャゲの弊害?『スマブラSP』はゲーム機を壊すほど難しいに議論集まる

2018年12月15日 16:43

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 12月7日に発売された任天堂のNintendo Switch用対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。年末のクリスマス商戦に向け現在大ヒット中ではあるが、Twitterなどでは「子供には難しすぎる」「大人でも難易度が高い」との声があがっている。

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 大手通販サイトAmazonのレビューでは、小さな子供が難しすぎてゲーム機を壊してしまったなどとも書き込まれるが、一部ユーザーからは手軽に遊べるソーシャルゲームの弊害では?などの意見も寄せられている。

■『スマブラSP』ゲーム機を壊すほど難しいのか?

 任天堂の人気シリーズ「大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)」の最新作となる『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラ SP)』が、12月7日にNintendo Switch用ゲームとして発売された。今回の売りは何と言っても、その登場キャラクター数の多さであろう。マリオ、カービィ、ゼルダのリンク、ピカチュウといった任天堂の人気キャラの他に、過去シリーズに登場したキャラを合わせ総勢は70体を超えるのだ。さらにステージ、アイテム、サウンドまで過去最大のボリュームとなっている、まさにシリーズ集大成と言えるゲームである。

 ところがTwitterなどでは、『スマブラ SP』が「子供には難しすぎる」や「大人でも難易度が高すぎる」との意見が多くあがっているのだ。とあるAmazonレビューのよると、『スマブラ SP』で遊んでいた子供が難しすぎて、泣きながらゲーム機(Switch)を壊してしまったのだという。このレビューを引用したツイートには多くの意見が寄せられ、さまざまな議論が集まるほどとなっていった。

 こうしたて交わされた議論の中で、「手軽に遊べるソーシャルゲームなどの"ポチポチゲーム"の弊害では」との意見に、1万6千RTと3万超えのいいねが付き話題となっている。

 前述した「"ポチポチゲー"」とは、ボタンを押すことで進行する携帯ならびにスマホゲームを意味するネット用語だ。主にソーシャルゲームで用いられるシステムで、ボタンを押すだけで進行するシンプルな設定であるが、ゲーム性といった面では乏しいともされている。

 大人も通勤や通学のスキマ時間で手軽に遊ぶソーシャルゲームだが、今の子供は赤ん坊の頃から身近に"子守り役"として用いられているともいう。つまりテクニックを必要としないソーシャルゲームに馴れすぎた層にとって、大勢の隠しキャラが居ながらそれを揃えるのが困難な『スマブラ SP』は遊び方もニーズも違うという意見だ。無論、これはあくまで1つの意見であり、Twitterという多様性あるツールから浮かび上がった個人の考えである。

 問題を提起することとなった『スマブラ SP』のAmazonレビューは、発売から1週間足らずで1千件近くが寄せられており、ユーザーの評価も大きく分かれてしまっているようだ。(記事:高塔・記事一覧を見る

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