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「グッチ」がZ世代の流動性を特集した「The Irregular Report」の第2号を発表
グッチは2013年から「CHIME FOR CHANGE」という、ジェンダーの平等のために発せられた声や訴えをひとつの強い力として集結することを目的としたグローバルプロジェクトを行っている。同プロジェクトは「Irregular Labs」と組んで年2回「The Irregular Report」を発行している。このレポートでは、Z世代の女性およびジェンダーの区別を超えた視点を通してさまざまなトピックが探求され、これまでも定量的な調査データとともに、様々なオピニオン、ビデオ、Z世代へのインタビューを通じて定性的考察を行ってきた。
去る12月11日に発表された「The Irregular Report」第2号では、共同編集長としてZ世代の作家であるニコライア・リップス(Nicolaia Rips)を迎え、「フルイディティ(流動性)特集」としてジェンダー、経済、政治意識&行動、教育、クリエイティビティ&カルチャー、科学技術のセクションにおいて、Z世代のフルイディティを掘り下げた。二元論やボーダーのない世界に生まれ、流動的な世界に生きるZ世代のボーダー意識、マルチな活動におけるアイデンティティー、そして社会システムとの関わり方を探求、30カ国以上から寄せられた投稿も取り上げている。
インタビューには、ラッパーで活動家のソニータ・アリザデ(Sonita Alizadeh)、天体物理学者プリヤムバーダ・ナタラジャン(Priyamvada Natarajan)、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートの共同創設者カレン・ウォン(Karen Wong)、批評家のホミ・K・バーバ(Homi K. Bhabha)、起業家ロヤ・マフブーブ(Roya Mahboob)、ファッションデザイナーのハリス・リード(Harris Reed)といった人々が登場している。編集は、「gal-dem」創設者のリヴ・リトル(Liv Little)、「Wallet」のエリス・バイ・オルセン(Elise by Olsen)、「BRICKS」のトリ・ウエスト(Tori West)、銃規制を訴える活動「March For Our Lives」のサラ・チャドウィック(Sarah Chadwick)が担当する。アートワークは、テイストオブストリープ(Taste of Streep)、プリヤンカ・ポール(Priyanka Paul)、ピア・マイリーフ・パテル(Pia Mileaf-Patel)が手がけた。
「私にとって、流動的であることは完全に存在すること。私がやりたい数々のこと、それを思い通りに実行する方法、多種多様な友人たち、そして私たちの個が集まることによって生まれる美しさまですべてを含めて、自分の多様性を受け入れることです」とニコライア・リップス共同編集長は述べている。
画像:Irregular Labs
■問合せ:
グッチ ジャパン カスタマーサービス TEL:0120-88-1921
■「The Irregular Report」Fluidity 特集号のジェンダー セクション
(田中美貴)
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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