「東映まんがまつり」が29年ぶりに復活! 上映されるのは人気の4作品

2018年12月2日 19:56

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(c)2019東映まんがまつり製作委員会

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 1日、東映アニメーションは、「東映まんがまつり」を29年ぶりに復活させることを公表した。上映されるのは『おしり探偵』、『爆釣バーハンター』、『うちの3姉妹』、『りさいくるずー』の4作品。2019年4月26日より、新宿バルト9ほかにて全国公開される。

■子供向けアニメ映画の元祖「東映まんがまつり」が帰って来る!

 アニメや特撮などを手掛ける東映は、自社コンテンツの1つであった「東映まんがまつり」を29年ぶりに復活させることを公表した。

 今回の映画では『おしり探偵』、『爆釣バーハンター』、『うちの3姉妹』、『りさいくるずー』の4作品がラインナップ。現在シリーズ累計500万部を超えの大人気児童書『おしりたんてい』、こちらは12月1日よりNHK Eテレにてアニメがスタートした。バーコード+釣りゲーム『爆釣』シリーズのコミカライズ作品『爆釣バーハンター』、こちらも10月からテレビ東京系でアニメ化されている。

 2005年よりアメーバブログで連載スタートした、松本ぷりっつによる人気エッセイまんが『うちの3姉妹』。本作は2008年にテレビ東京系列にてアニメ放送され、東映によれば10年以上経った今も小学生女子に根強い人気の作品だと言う。

 最後のひとつが、ダンボール工作が動く"マカフシギ"なアニメーション『りさいくるずー』。ダンボールで作られた冒険家「ヤマオリ」と「タニオリ」がロケットでダンボール星へとやってきて、足りないものを工作しちゃう物語。

■50年以上前に始まった「東映まんがまつり」

 「東映まんがまつり」とは、1967年より夏休みなどのような長期休暇に上映されていた、東映による子供向けオムニバス興行タイトルのひとつだ。当時はアニメだけではなく、歌手のフィンガー5による実写映画、特撮のロボコンや戦隊ものなど、東映のさまざまなジャンル作品がいくつも"オムニバス"上映されていた。このタイトルは1990年の春まで使われていたが、今回の復活は29年ぶりとなる。

 東映アニメーションの浅間陽介プロデューサーは、「本当の子ども向け映画を、映画館という空間で子どもたちみんなに楽しんでいただきたい。いろんな作品の詰まった玉手箱のような『東映まんがまつり』を楽しんでいただきたい」とコメントしている。

 29年ぶりとなる「東映まんがまつり」は2019年4月26日より、新宿バルト9ほかにて全国公開される。2019年のゴールデンウィークは、天皇退位や新天皇即位により大型連休となるため、大人は懐かしく、子供には新鮮な「まんがまつり」を楽しんではどうだろうか。(記事:高塔・記事一覧を見る

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