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TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』第7話「策・略」【感想コラム】
TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第7話「策・略」【感想コラム】[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
前回登場した少女ですが、彼女は「怪獣少女アノシラス(二代目)」というキャラ名で公式サイトの登場怪獣のところに掲載されています。
この“二代目”という部分ですが、実は『電光超人グリッドマン』にアノシラスという怪獣が登場していました。コンピューターワールドに生息する電子生命体で、入力された音楽のノイズを吸収して音を浄化するという力を持っているとか。「先代がお世話になった」という言葉は、電光超人に登場したアノシラスのことなのでは?と予想されていますが、果たして…
このページの目次
1 TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第7話「策・略」のあらすじ2 これは彼女の策略なのか3 アレクシスの目的は…?4 今回は筆者にも分かる小ネタがありました
■TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第7話「策・略」のあらすじ
アノシラスによってこの街の真実を知った裕太は、将や六花に話をするが2人には相手にされなかった。そこで、アカネにも話しかけようとするのだが…?
そんな中、街には巨大なUFOが浮かんでいた。
■これは彼女の策略なのか
裕太は学校でアカネがこの街を作った神様だという話を将と六花にしますが、「ごめん、全然意味わかんない」とにべもなく突き放されてしまいます。六花はアカネに怪獣への興味があるということから既に信じられない様子ですが、前回アカネと話をした将は言葉を濁しました。
アノシラスから聞いた話が突飛すぎるため、裕太自身もアカネに対してどう振舞うか悩んでいるようですね。
学校に入り込んでいたアンチに襲撃される裕太ですが、「怪獣が出ない限りグリッドマンは現れない」と言ったことで彼は裕太の昼食を奪って撤退。アカネに遭遇したアンチは、「グリッドマンを倒したい。奴が現れれば、俺は自分の意志で怪獣に戻れる」と気になる発言をします。人間態から怪獣態へ変化するためには、特定の条件があるのか…?「そういう設定できちゃったか、いちいち覚えてないし」とアカネは興味なさげな言葉を吐き、アンチの顔面を足蹴にしたうえで「もう余計なことしないでよ」とスペシャルドッグを踏み潰してその場を去ってしまいました。虐待もいいところです…
絢に六花のママがいないことを幸いに、新世紀中学生の面々とグリッドマンも交えてアノシラスから聞いたことを話す裕太。彼の護衛をしていたマックスさんはアノシラスを目撃していたため、裕太の言葉に嘘はないと判断しますが、グリッドマン本人にも心当たりはないらしいのは、キャリバーさんが言うところの“完全ではない”からなのか。ヴィットは「俺たちも人のことは言えないけどね」と発言する辺り、新世紀中学生の面々も何かしらの問題を抱えている模様。
「人の心が怪獣を生み出す」、アカネの心が怪獣を生み出しているというアノシラスの言葉に「そんなことってあるのかな」と疑問を呈する裕太ですが、問いかけられた将は「ウルトラシリーズなら、それって定石なんだよな」と発言して全員から注目を浴び「いや、こっちの話です!」と取り繕います。メタなことを言うと、この作品の脚本を書いているのは平成ウルトラシリーズを何作も手掛けている長谷川圭一氏なんですが…(円谷プロが提示した候補の中から、雨宮監督が選定されたそうです)
明日こそアカネに確かめてみようという決意を固めて帰宅した裕太ですが、なんと自室にそのアカネの姿があり驚愕することになりました。鍵はどうしたのかと混乱する裕太に、「喉乾いちゃった」と飲み物を要求。お茶のペットボトルとグラスを用意されて、ペットボトルをラッパ飲みするという暴挙に出ます。そもそも彼女、劇中で食事シーンがあっても飲み物しか摂っていないんですが、何か意味がありそうな気が…?
裕太に「神様、だから?」と聞かれた彼女は「あれ、知ってたんだ。話がはやいじゃん」と動揺を見せることなく受け入れ、彼に自分の味方にならないかと誘います。「神様と一緒の方が楽しいよ?」と言いながら、裕太のベッドに寝転がってクッションを抱える姿はやけにエロティック…さてはこれが深夜枠の原因か!?
「自分の好きなように出来るんだから、自分の好きなようにしたいでしょ?」というアカネの言葉は、彼女が今までやってきたことを暗に語っているように感じます。裕太は自分にやらなきゃいけないことがあることと、大事な友達がいることから、友達を裏切ることは出来ないと彼女の誘いを断りますが、アカネに「私は友達じゃないの?」と聞かれて答えることが出来ません。
無理やり裕太に家まで送らせる中でアカネはこの街が余計なものだらけだと言い、裕太から「気に入らないものを壊して作り直すって、本当にそんなことしてるの」と問いかけられて声のトーンが変わります。どうやって怪獣を作っているのかを聞かれると、嬉しそうに「知りたいでしょー?」と言ってスマホで誰かに連絡を取ると「今から紹介したい人がいるんだけど」と笑い、「ご馳走してくれるってさ」と裕太を先導して歩き出しました。
六花ははっすから電話を受け、なみこと一緒にいる彼女からノートを写させてほしいと頼まれます。特に文句を言うこともなく、どこに行けばいいのか聞き返す六花は「JKの姿した神かよ~」と称えられることに。
アカネが裕太を連れて行ったのは、問川の家である中華料理屋でした。色々と注文してトマトジュースがあるか聞いたアカネは、「先食べちゃお」といってまずジュースに手をつけます。裕太が炒飯に毒が入っていたりしないか戸惑っていると、アカネは「響君の思ってる通りだよ。ここの家の子、私の怪獣にお願いして消してもらったよ」と軽く言い放ちました。裕太が驚いて彼女がアカネに何かしたのかと問いかければ、「スペシャルドッグ。響くんにあげたパン、あの子たちさぁ、潰しちゃったじゃん」「いやー、ほんとないわーと思って」と表情を全く崩すことなく言葉を続けます。あまりのことに呆然とする裕太は覚えてない?と聞かれますが、「それだけ!?そんなことで!?」とアカネの動機を問いただします。
「人が死んじゃったら悲しむ人がいるでしょ!?家族とか、友達とか」裕太のあまりにも当然の言葉に対し、アカネはスマホを操作しながら「あー、うんそうかもね」と生返事で返します。絶句する裕太ですが、そのとき店のドアが開いて「どうもどうも、アレクシス・ケリブです」と普通にアレクシスが現れました。えー!?どういうことー!?
■アレクシスの目的は…?
どう見ても人間ではない相手の登場に、裕太はアレクシスを宇宙人と判断。そしてアレクシスの方はアカネから裕太のことを聞いていたらしく、アカネに対するのと同様に穏やかな調子で話しかけてきました。
どうやって怪獣を作るのかという、裕太の質問の答えとしてアレクシスを呼んだらしいアカネは「彼がねー、いつも頑張ってくれてるんだ」と本人たち以外には意味の分からないことを言います。「いやいや、アカネくんがデザインしているものをただ“起こしている”に過ぎないよ」と謙遜するアレクシス、彼は急な用事があって出るのが遅れたと言いますが、「絶対ウソでしょ~」とアカネを相手に普通に会話をしている中、裕太が炒飯を口に運ぼうとするとプライマルアクセプターが鳴り始めました。「今日は怪獣は出ない」とアカネは言いますが、アレクシスに「気になるなら見てくるといい」と言われた裕太は店を飛び出します。すると、夜空にUFOを思わせる怪物体が浮遊しているのを町中の人々が目撃することに。
これはアカネにとっても予想外の事態だったらしく、「アレクシス、あれどういう…」と振り返ったものの既にその姿はありません。
裕太が絢に駆けつけて、グリッドマンが姿を現したものの謎のUFOは水平に移動しているだけ。とりあえずグリッドビームを撃つと、一撃で消し飛んでしまいます。が、核のような物から瞬時に再生したかと思うと槍のような形状に変化して体当たりで攻撃を行い始めました。
自室に戻ったアカネは今出現している怪獣についてアレクシスに問いただすと、あれはアンチが持ち込んできたアイディアだと言われます。アンチに怪獣を作らせたのかとアカネに聞かれ、アンチの方が強くグリッドマンを憎んでいると言ったアレクシスは「憎しみが強いほど、強い怪獣が生まれるからねぇ」と説明しますが、アカネはアレクシスの映るパソコンのモニターを蹴りつけて破壊してしまいました。そしてアカネは、室内に残る靴跡に顔を歪めます…
いくら倒しても復活するUFOに苦戦するグリッドマン。将はボラーの遠距離攻撃を提案しますが、ボラーはグリッドビームが効かないのでは無意味だと言い「飛べる奴が行って来いよ」とヴィットを指名。渋々と言った感じで出撃したヴィットはスカイヴィッターとなり、“大空合体超人スカイグリッドマン”へと合体します。(おおぞら、ではなくだいくう、なんですね)
UFOの核のように見える部分を砲撃しますが、これを破壊しても再生してしまいました。グリッドマンは「おかしい、このUFO自体に意志を感じない」と違和感を覚え、煙幕を使ったところでUFOに糸のような物が何本も繋がっているのに気づきます。何者かが上からUFOを有線操作していると見抜いたスカイグリッドマンは、バーニア全開で上空へ。
雲海を突き抜けたところで追いすがるUFOを破壊しますが、糸の先端を見ることでついに四肢から糸を垂らす怪獣の姿を発見。しかもその怪獣の頭部に乗っていたアンチが怪獣態に変化し空中戦仕様を獲得、2体がかりでスカイグリッドマンを追いかけます。空中での超高速戦闘に、アフターバーナーを点火したかのように急加速すると、さらに上空にあるもやのなかから逆さまになった街のようなものが見えてきたことで将や六花も裕太の言葉を信じざるを得なくなりました。
この“上空にも街がある描写”なのですが、特撮版のグリッドマンも“上下の概念がない世界”というイメージボードが描かれており、序盤の時点では主に戦闘中の舞台となるコンピューターワールドの上空に反転した街並みが見えていたそうです。(徐々に描写されなくなったらしい)また、OPの映像でも上下に街が広がっているかのような、斬新なコンピューター内部の世界を垣間見ることが出来ました。この辺りは文章で説明するのが難しいので、一度観て頂ければ幸いです。
スカイグリッドマンがUFOの本体を後ろから羽交い絞めにして、更に後方からアンチが襲い掛かりますがここで合体を解除、グリッドマンはグリッドライトセイバースラッシュでUFOの本体を両断して倒し、アンチの方はスカイヴィッターが単独必殺技のアンプレーザーサーカスで撃墜、グリッドマンが落下しているところに駆けつけて受け止めました。
アンチの考案した作戦が失敗したことを受け、アレクシスは「本当の怪獣を作ることが出来るのは、本当の人間である君だけだ」とアカネに告げます。もしかしたら、今回の作戦は失敗すること前提で、アカネのモチベーションを上げるためにアレクシスが仕組んだのでは…?
“どうしようもない”アンチを処分するとアレクシスは言いますが、アカネは「お願い。もう誰もこの部屋に入れないで」と頼みます。この部屋は、アカネの心そのものなのかもしれません。
裕太はアカネによるアレクシスとの出会いを打ち明け、将は神様と宇宙人と空の街で要素が多すぎると頭の整理が追いついていない様子。うん、正直視聴者も追いついてませんね…
アカネの心が怪獣を生み出しているという言葉も事実として受け止めた裕太は、自分とグリッドマンの使命は戦うことだけではないと考えます。やるべきことがまだ他にもあると感じるのは、きっとアカネ個人に関することなのでしょう。
■今回は筆者にも分かる小ネタがありました
中華料理屋で流されていたアニメですが、WEBで連載されている『ウルトラマン超闘士激伝 新章』だったそうです。最新第4巻は12月20日発売!
アカネが自室に帰ってきたシーンで画面に映されているフィギュアは戦闘円盤ロボフォー、円盤生物シルバーブルーメ、円盤生物ロベルガー、UFO怪獣アブドラールス、円盤生物ノーバと全部が空飛ぶ円盤系。(ネットの特定班の皆様ありがとうございます)この中で筆者が知っているのはシルバーブルーメだけなのですが、ウルトラマンレオに登場するこの円盤生物は作中で甚大な被害をもたらして多くのファンにトラウマを植え付けたと言われる存在です。ヒーローをひどく嫌うアカネにしてみれば、シルバーブルーメのやったことは大いに嬉しかったのかも知れません…(ネタバレ防止のため、この話はここまで)
本編で板野サーカスやったと思ったら、怪獣のデザインが板野一郎さんだったよ!やっぱりカッコいいです…ほれぼれします…
タイトル
SSSS.GRIDMAN
原作
グリッドマン
監督
雨宮哲
脚本
長谷川圭一
放送期間
2018年10月~12月
主な声優
響 裕太・広瀬裕也
グリッドマン・緑川光
公式サイト
https://gridman.net/
SSSS.GRIDMANの各話も是非チェックして下さい!
(あにぶ編集部/如月)
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