アーティア、「フェラーリ 250GTO」インスパイアのレーシングウォッチ 限定9本

2018年11月19日 16:07

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レース 250GTO。(画像:グローバルブランディング発表資料より)

レース 250GTO。(画像:グローバルブランディング発表資料より)[写真拡大]

  • レース 250GTOのインスピレーション源となった1962年 フェラーリ 250GTO ベルリネッタ。(1962 Ferrari 250 GTO chassis 3851GT. Photographed at Bonhams August 2014 Quail Lodge auction in Carmel, California, USA)
  • レース 250GTO。

 スイスの高級時計ブランド・アーティアから、フェラーリ250GTOにインスパイアされたレーシングウォッチ「レース250GTO」が発売される。

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 アーティアのRACE(レース)は、文字盤を覆い隠すチタニウム製ホイールの強烈なインパクトに特徴があるモデルである。写真だけでは見辛そうな時計だと思われるかもしれないが、実はこれ、スナップを効かせて手首を振るとホイールが高速回転を始め、隠れていた針が見えるようになるという趣向になっているのだ。

 レースコレクションは既に商業的成功を収めており、アーティアはその新たなるラインナップとして、1962年フェラーリ 250GTOのホイールに捧げる、ハンドメイドバージョンを造る事にした。

 1962年フェラーリ 250GTO ベルリネッタは、2014年のボナムス社のオークションで、自動車としては史上最高額となる3,800万ドルで落札された。レース250GTOのインスパイアの源となったのはその車である。

 レース250GTOのホイールは全てハンドメイドで作られている。アーティアの、ジュエリー・時計製造で培われた繊細な技術に、独創的なアイデアを組み合わせる事で、歴史的な名車のホイールの再現に挑んだのだ。キャリバ―には、スイスクロノメーター検定協会(COSC)の認定を受けたアーティアのインハウスムーブメントAIONが採用されている。

 製造点数は9点で、カラーやデザインはそれぞれで異なるユニークピースとなっている。ストラップは基本は牛革であるが、クロコダイルにアップデートする事もできる。文字盤は前述の通り、チタン製高速回転ダイヤルである。ガラスは両面反射防止サファイアガラス、オープンバックとなっている。価格は税抜で215万円から。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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