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プライバシーとセキュリティ配慮のFacebookの新デバイス、データはターゲティング広告に
Facebookは8日に発表したビデオコミュニケーションデバイス「Potral」について、プライバシーとセキュリティを念頭に置いて作ったと主張しているが、それでもユーザーのデータは収集してターゲティング広告に使用するという(Recodeの記事、The Vergeの記事、Android Policeの記事)。
Portalのマーケティングを率いるDave Kaufman氏はRecodeのKurt Wagner氏に対し、通話ログやアプリ利用状況などPortalが収集する一切のデータをターゲティング広告に使用することはない、と説明していたが、その説明は誤りだったそうだ。
後日Facebookの広報担当者がRecodeに電子メールで伝えたところによると、Portalの通話機能はMessengerのインフラストラクチャー上に構築されているため、通話ログはMessengerを実行する他のデバイスと同様に収集されるのだという。通話ログに加え、アプリ利用状況などPortalで収集されるデータは、Facebookのプラットフォーム上で広告を表示するための情報として使われるとのこと。
これについて製品担当VPでPortalの責任者を務めるRafa Camargo氏は、不正確な情報を提供したことをWagner氏に電話で謝罪。技術的にデータを広告ターゲティングに利用可能であっても、実際に使われることは知らなかったという。Portal自体は広告を表示しないため、Portalチームではデータをターゲティングに使用する計画はなく、それが混乱の原因になったとのことだ。
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