カルバン クライン 205W39NYC、2019年春ウィメンズコレクション発表

2018年10月17日 22:27

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記事提供元:ファッションプレス

 カルバン・クライン 205W39NYC(CALVIN KLEIN 205W39NYC)の2019年春ウィメンズコレクションがアメリカ・ニューヨークで発表された。

■対照的な世界が交わる緊張感

 本コレクションは、『ジョーズ』と『卒業』のアメリカを象徴する2作品からインスピレーションを得た。チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるラフ・シモンズは、陸地と海、若さと成熟、女性と男性など、異なる2つの世界の狭間に生まれる“緊張感”を表現するように、対照的な素材やアイテムをミックスした。

■映画『ジョーズ』の世界観をファッションで

 まるで『ジョーズ』の“陸地と海”の相反する世界を表ているような、ウェットスーツ風スカートと、その上に羽織ったベージュのジャケット。これらの対照的なイメージのアイテムを合わせることで、異世界が交わって生じる緊張感を与える。ウェットスーツ風スカートの裏地には、染め布のように淡く、華やかな模様を配した。上半身だけ脱いだウエットスーツからTシャツのサメが覗くスタイリングには、遊び心を感じる。

■映画『卒業』をランウェイで表現

 映画『卒業』から着想を得て、卒業式のローブや帽子、学生用ブレザーなど、文化的なユニフォームもコレクションに取り入れた。一見、普通の卒業生のように見えるが、プリーツスカートは前面が大胆に破かれて太ももが露わになっており、アカデミックなスタイルに反したセクシーさが漂う。卒業式のローブや帽子、ジャケットは、1950~60年代のアメリカ上流社会をイメージし、実際に当時の布地を再現したオリジナルのパターンで構成されている。

■ポップアートを全身で

 今まで紹介してきたスタイリングとは異なるルックが登場した。派手なショッキングピンクと黒のドレスとレオパード柄のパンプスは、"ポップアートの巨匠"アンディ・ウォーホルを思わせる組み合わせ。裾のほつれ、粗いプレスでしわの目立つ素材を重ねた生地は、ウェットスーツ風のミニドレスなどともミックスされて、コレクション全体の異様さや緊張感を一層際立たせている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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