今回の日経平均24,000円台は1月と違う、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年10月5日 11:37

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記事提供元:フィスコ


*11:37JST 今回の日経平均24,000円台は1月と違う、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/5付の「DailyOutlook」では、日経平均について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『日経平均は1月と9,10月に24,000円台へ乗せている。1月と現状の相違を考察し、今後を展望する。1月の株高は好景気下での緩やかな金利上昇を前提としていた。しかし、2月初旬の米経済指標発表を機に米金利が想定を超えて上昇。この前提が覆り、その後の数ヵ月間にわたる調整へ繋がった経緯がある。翻って現状は、米国景気の好調に伴いインフレ率にも上振れの兆候がみられるなど、1月と比べて金利は上昇しやすい環境にある。その下で株価は上昇してきた。つまり、1月と比べて金利上昇を受け入れる素地がある。急ピッチな利上げ上昇がなければ、調整は一時的にとどまるとみられる』と伝えています。

続けて、アベノミクス相場が本格化した13年度以降における日経平均の予想PER平均は15.06倍だったことを挙げ、『1月はこの水準を超えており、期待が株高を促したといえる。一方、現状は平均を下回っており、予想EPSの拡大、すなわち企業の収益力向上が株価を支えているといえよう。また、PBRや予想配当利回りといった相場の下落時に注目が集まりやすい投資指標も、現状は1月と比べて妙味がある。今後、仮に相場のイレギュラーが生じても、こうした指標が下値を支えるだろう』と分析しています。

さらに、『10月4日の日経平均の予想EPSから試算されるPER15.06倍水準は26,202円、15.81倍水準は27,507円となる』とまとめています。

最後にレポートでは、『1月23日と10月4日の比較』を紹介しています。詳しくは10/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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