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『マリオ』のクッパを女体化させた二次創作「クッパ姫」が大きな話題に
Twitterを中心に「クッパ姫」なる存在が話題となった。“クッパ”とは『スーパーマリオ』シリーズに登場する「大魔王クッパ」を指すのだが、ファンの間で“二次創作”として生み出されたのが女体化させたクッパ姫だ。
この現象に注目したとあるメディアが、版元である任天堂へ問い合わせたことでファンから非難の声も寄せられてしまった。
■ファンの二次創作から生まれた「クッパ姫」
9月下旬頃からTwitterを中心に「クッパ姫」が連日トレンド入りし話題となっている。クッパ姫とはファンが生み出した非公式のキャラクターで、いわば“ファンアート”だ。
ことの発端は9月14日、任天堂の新作ゲーム『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』が発表された際、キノピコが新アイテム「スーパークラウン」でピーチ姫っぽい“キノピーチ”になれることが判明した。それを受けた海外ファンが、もしもクッパがスーパークラウンを使ったら?と考えた結果、あくまで“二次創作”としてこのクッパ姫が誕生したのだ。
その後、多くのファンや有名イラストレーターがこぞってクッパ姫のファンアートを発表したことで、ネット上では大きなムーブメントを引き起こしてしまう。つまりクッパ姫とは非公式なファンアートであり、二次創作から派生した三次創作とも呼ばれるなど、公式とは無関係なファン同士の“お遊び”的存在だった。
ところが、この盛り上がりにとあるメディアが注目し、「任天堂」へと“コメント”を求めた。
前述したように、クッパ姫とはファンアートから生まれた“非公式キャラクター”である。記事によると任天堂からは「コメントを控える」と返答されたものの、それを知ったファンからは当該メディアへと非難の声も寄せられてしまう。
そもそもファンアートと呼ばれる二次創作は、公式の寛容さとファンのモラルとの間で成り立つ“グレーゾン”な立場である。二次創作といえば、金銭などが発生する同人誌がヤリ玉にあげられるが、現時点ではまだクッパという悪者キャラが持つ魅力や意外性を、ファンがイラストなどで楽しんでいただけ。ところがあまりにも大きなムーブメントを引き起こしたことで、今回は影響も広がってしまった。
とはいえ、小さな子供や免疫のないファンも多くいるので、お遊びといえクッパ姫も節度ある楽しみ方をして欲しい。(記事:高塔・記事一覧を見る)
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