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8月の家電出荷額、過去10年間で最高に 前年比4.6%増で4カ月連続プラス
25日、日本電気工業会(JEMA)は、2018年8月の民生用電気機器の国内出荷額が前年同月比4.6%増となる1,950億円になったと発表した。前年比増となるのは4カ月連続のことで、8月の国内出荷額としては、過去10年間で最高となる。8月は全国的に猛暑が続いたことから、ルームエアコンの出荷数が大きく伸び、全体をけん引する形となった。
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主要製品の国内出荷額をみると、ルームエアコンは前年比13.1%増の655億3,900万円、電気冷蔵庫は同9.9%増の449億3,500万円、電気洗濯機は同0.2%増の262億200万円、電気掃除機は同4.8%減の81億3,600万円、電子レンジは同7.6%減の62億500万円、ジャー炊飯器は同2.5%増の73億1,200万円、IHクッキングヒーターは同6.0%減の56億3,600万円だった。
また国内出荷台数では、ルームエアコンは前年比14.5%増となる81万8,000台、電気冷蔵庫は同2.7%増の39万5,000台、電気洗濯機は同1.1%減の35万5,000台、電気掃除機は同7.0%減の38万2,000台、電子レンジは同2.9%増の21万6,000台、ジャー炊飯器は同5.3%増の36万9,000台、IHクッキングヒーターは同3.1%減の5万7,000台だった。
好調だったルームエアコンは、例年であれば需要のピークは7月上旬に迎えるが、今年は8月にかけて暑い日が続いたため、販売が好調のまま推移したとみられる。また、電気冷蔵庫、ジャー炊飯器なども出荷額、出荷台数ともに前年同月を上回った。一方、不調だったのは電気掃除機、IHクッキングなどで、出荷額、出荷台数ともに前年同月比マイナスとなった。夏の商戦は終わりを迎えたが、10月からは冬の商戦が本格的に始まる。各家電メーカーは、冷房需要に続けて今度は暖房需要でルームエアコンの販売増に期待している。(記事:荒川・記事一覧を見る)
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