関連記事
8月バイト平均時給1030円、フード系が初の1000円台に パーソルキャリア発表
平均時給の推移。(画像: パーソルキャリアの発表資料より)[写真拡大]
パーソルキャリアの発表によると、8月のアルバイト平均時給は1,030円で、42カ月連続で前年同月比プラスとなったことが分かった。
【こちらも】時給7000円超えも 上場企業の時給ランキング2018 ヴォーカーズが調査
■42カ月連続で前年同月比プラス
13日、パーソルキャリアは、同社が運営するアルバイト求人情報サービス「an」から分析した、8月のアルバイト平均時給を発表した。8月の全国平均時給は1,030円。前月比0.6%(6円)増、前年同月比2.9%(29円)増で、前年同月比は42カ月連続で増加となった。
■エリア別は関東、東海、関西、九州、北海道の順
エリア別で最も時給が高かったのは関東の1,086円(前年同月比:2.5%増、以下同じ)、次いで、東海の1,020円(3.2%増)、僅差で関西の1,019円(1.3%増)で、ここまでが平均時給1,000円超のエリアだった。以下、九州の924円(3.5%増)、北海道の907円(2.4%増)となっている。
エリア別では関東が最も高い時給が続いている。2017年8月までは2位が関西、3位が東海だったが、17年9月以降は関西と東海が競いあっており、18年6月以降は3カ月連続で東海が2位となっている。
■フード系が初の1,000円台に
業種別で最も時給の高いのは専門職の1,196円(前年同月比:6.7%増、以下同じ)。次いで、運輸系の1,149円(6.2%増)、事務系の1,052円(0.0%増)、サービス系の1,042円(3.6%増)、フードの1,000円(2.9%増)、販売系の949円(2.8%増)だった。いずれも昨年同月比でプラスとなっており、その中でも「フード系」は、現行の算出方法での調査開始(2013年1月~)以来、初めて時給が1,000円を超えたという。
平均時給の上昇は、最低賃金改定の影響が出始めており、「フード系」に関しては、現在の募集時給が最低賃金改定後より低いケースが多く、また、店舗やエリア責任者の裁量で時給調整をしやすいことから時給が上昇している。9月の見通しに関しては、多くの企業が賃金の底上げを行うことが想定されることから、さらに平均時給は上昇すると推測している。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
スポンサードリンク