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映画『ジュリアン』離婚した両親の間で揺れ動く少年、サスペンスを超えた家族ドラマ
映画『ジュリアン』が、2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国の劇場で順次公開される。
■離婚した両親の間で揺れ動く少年、サスペンスを超えた家族ドラマ
映画『ジュリアン』は、離婚した両親の間で揺れ動く少年ジュリアンを主人公に、張り詰めた緊張が走る繊細な家族関係を描いたサスペンス。本作が長編監督デビュー作となるフランスの新星グザヴィエ・ルグランが監督・脚本を務めた。
脚本執筆時には、ロバート・ベントン監督・脚本の『クレイマー、クレイマー』、スタンリー・キューブリックによる傑作ホラー『シャイニング』を念頭に置いていたと語っており、その2作品を彷彿させる、ドラマ性の高さと濃密なサスペンス要素が絡む作品となっている。
■“子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況”
「子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況を大事にした」とはルグランの言葉で、口を真一文字に結んだジュリアンの苦悩する表情からも伝わる“物言わぬ名演技”も、見所の一つとなりそうだ。
賞レースにおいては、第74回ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。また、本国フランスでは40万人を動員するロングランヒットを記録しているほか、アメリカの有名映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも94%の高評価を得ている。
■ストーリー
両親の離婚に伴い、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。しかし、離婚調整の取り決めで親権は共同となっており、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならない。母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。一方のアントワーヌは、共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンが母を守るための嘘を必死でつき続けるあまり、徐々に不満の溜まっていく父アントワーヌ。そして、緊張が走る家族関係に想像を超える衝撃の展開が起こる。
■作品情報
映画『ジュリアン』公開日:2019年1月25日(金)監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン出演:レア・ドリュッケール、ドゥニ・メノーシェ、トーマス・ジオリア、マティルド・オネヴ原題:Jusqu’a la garde© 2016 - KG Productions – France 3 Cinéma
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