スマートフォン決済とブロックチェーンでキャッシュレス社会を目指すFinTechベンチャー企業

2018年9月4日 14:54

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記事提供元:フィスコ


*14:54JST スマートフォン決済とブロックチェーンでキャッシュレス社会を目指すFinTechベンチャー企業
FinTechベンチャー企業のSTAGE株式会社は、キャッシュレス社会の実現を目指し、ブロックチェーン技術を活用したスマートフォン決済サービスとスマートフォンアプリの「DigiCash」の開発を進めている。サービスの正式リリースは2018年秋を予定している。

「DigiCash」は、ユーザーがスマートフォンに無料の専用アプリをダウンロードし、あらかじめ銀行口座やクレジットカード、現金チャージ機からお金をチャージし、QRコードの読みとりでスマートフォン決済ができるキャッシュレスサービスである。
このサービスは、ブロックチェーンの最新技術であるプライベートチェーンという取引承認プロセスを使用し、セキュリティを最大限に強化している。
スマートフォン決済は、2018年4月に経済産業省が「キャッシュレス・ビジョン」を公表し、キャッスレスを推奨しているビジネス領域だが、セキュリティや法律の面でのハードルが高いため、ベンチャー企業には参入しづらくなっている。
そのため、STAGEは法務部を設立し、弁護士資格を持ったメンバーを中心に開発を法律の面からも支援している。
現在は、「スマートフォンアプリの開発」「現金チャージ機の開発」「実証実験」に取り組んでいる。

□スマートフォンアプリの開発
決済を行うエンドユーザーのスマートフォンアプリ、決済を受けるDigiCashサービスの加盟店側レジアプリを開発している。決済をするエンドユーザー、決済を受ける加盟店側の利便性や体験を重視し、UI/UXの向上を目指す。

□現金チャージ機の開発
「DigiCash」へ銀行口座やクレジットカードを使わず、お金がチャージできる現金チャージ機を開発中。某飲料メーカーと提携し、全国の自動販売機に現金チャージ機を搭載する計画や、現金チャージ機をイベント会場などへ貸し出すサービスなども検討している。

□実証実験
STAGEや協力企業のオフィス内に、「DigiCash」で決済を行えるスペースを設置し、実証実験を行っている。リスクを事前に検証し、機能面におけるユーザーからのフィードバックを反映しながら、リリースの準備を行っている。
「DigiCash」サービスの加盟店を募集しており、キャッシュレス推進を目指す小売業者や飲食業者、フランチャイズ展開をしている企業などからの問い合わせを受け付けている。


【ニュース提供・エムトレ】《US》

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