自動車株に投資妙味、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年8月27日 11:56

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記事提供元:フィスコ


*11:56JST 自動車株に投資妙味、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/27付の「DailyOutlook」では、自動車株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『先週23日には、米中双方が160億ドル相当の追加関税を発動した。先週20日の当欄で紹介したが、今年3月以降の貿易摩擦関連のイベントと日本株市場を重ねると、関税が実際に発動すると、日本株が反転する傾向にある』『貿易問題で日本が直接的に関係する自動車関税の問題については、当初は8月中にも米商務省の調査報告書がまとめられる予定だったが、これがずれ込むようだ』と伝えています。

続けて、この自動車関税には懸念する向きも多いことを挙げ、『米国が輸入車に関税をかけると、国内の自動車メーカーにとっては販売数の減少につながるとみられるが、関税引き上げ分を価格に転嫁することで、影響は限定的となりそうだ。一方で、市場もそれほど懸念材料と捉えていない様子。トランプ大統領が自動車関税の検討を発表して以降(5月24日~8月24日)の騰落率をみると、TOPIXの▲3.7%に対して、輸送用機器は▲4.7%と自動車関連株が大きく劣後しているわけではない』と分析しています。

さらに、『また、週末のジャクソンホール会議ではパウエルFRB議長が段階的な利上げが適切との見解を示したが、自動車各社の為替前提は110円未満が多く、底堅く推移するドル円は業績面で上振れ要因。バリュエーション面では自動車大手5社(日産自、トヨタ、マツダ、ホンダ、SUBARU)の今期予想PER(8/24時点のQUICKコンセンサス)の単純平均は8.7倍となっている他、予想配当利回り(8/24時点の日経予想)も5社単純平均で3.82%と魅力的な水準だ。割安感が目立つ自動車株には投資妙味があろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは8/27付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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