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脱アイドルしたもの勝ち?写真集を発売した須田亜香里からわかること
かなり挑戦的な写真に挑戦した須田亜香里(c)学研プラス[写真拡大]
■アイドル界の変化を示す須田亜香里という存在
AKBをはじめとしたアイドルグループもそろそろ下火になるのを感じる中、その機運をいち早く察知しているアイドル達は新たな一手を打ち始めている。その中でも総選挙にて3連覇も達成したHKB48の指原莉乃は、誰よりも早く行動した人間の1人ではないだろうか。
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指原は得意の話術を武器にアイドルというイメージとはかけ離れたトークを展開。歯に衣着せぬトークによって徐々に地位を確立し、今ではバラエティ番組の常連ともいえる。きわどいネットテレビ番組へも出演しており、おおよそアイドルとは思えない経歴をたどろうとしている。
こうした脱アイドルの動きは活発化を見せ、その流れに今乗っているのがSKE48の須田亜香里ではないだろうか。彼女は2018年に行われた「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」にて2位に輝いた逸材。しかしネット上では「かわいくない」などと噂されるのだが、そんな彼女の魅力はどこにあるのだろうか。
■大勢のアイドル群からのし上がった須田亜香里
須田亜香里は1991年10月31日生まれの愛知県出身。現在はSKE48のチームEリーダーを務めているが、彼女もデビュー当初は舞台袖で少し踊る姿が見える程度のポジションからスタートした人間である。また、AKBグループの人気のバロメーターともいえる総選挙の順位も当初は芳しくなかった。
そんな彼女の順位が変わってきたのが、2013年に行われた「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙」の結果だろう。須田はこの総選挙で16位という結果を残し、「恋するフォーチュンクッキー」にてAKB48名義のシングル表題曲として初めての選抜入りを果たす。そこから徐々に人気を獲得し、ついに2018年には総選挙で2位を獲得することとなった。
しかし、彼女の名前を検索サイトなどで検索すると、その候補に「ブス」などネガティブなものが出てくることがある。たしかにアイドルとしては少し劣ると見る人もいるが、彼女はそれを武器にした。2017年にはAKB48グループ初の自己啓発本「コンプレックス力〜なぜ、逆境から這い上がれたのか?〜」を出版し、アイドルらしからぬアピールをしているのが見て取れる。
■独自路線を開拓したものが勝者となる
自分の容姿を受け入れることで武器にした須田亜香里は、それを皮切りに「痛快TV スカッとジャパン」などバラエティ番組の出演に引っ張りだことなった。そして、2017年8月度に行われた「タレントパワーランキング」では、AKB48グループメンバーの認知度上昇率で1位に輝いた。
勢いもそのままに、須田の初写真集となる「須田亜香里写真集 可愛くなる方法」の発売が決定した。この写真集では、「須田亜香里を今までで一番綺麗に撮る」がコンセプトになっており、キューバのハバナでミュージシャンや人々と触れ合いながらリラックスした表情が多く掲載。また、CMなどで話題になったビキニ姿も盛り込まれる上、手ブラカットも用意されているようだ。
今後もさらに過熱を帯びるであろう脱アイドル枠。その1つの成功例ともいえる須田の活躍だが、この写真集の売れ行きがこれからの活躍を左右するだろう。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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