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本格的な科学検証もさることながら、全力で青春を駆け抜ける人物たちにも注目(c)2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所 [写真拡大]
■人気作の続編「シュタインズ・ゲート ゼロ」
各局の春ドラマもすでに最終回を迎える中、アニメも終了するものは最終回を迎えることになる。それぞれの評価も出始める頃だと思うが、個人的には「シュタインズ・ゲート ゼロ」をおすすめしたいところだ。
本作品は、2011年にアニメ化されたゲーム「シュタインズ・ゲート」の続編ゲームを、同名のタイトルでアニメ化したもの。「タイムマシン」や「タイムトラベル」といった「空想科学」について、本格的に考証したリアリティがウリの本作。では、実際にはどのようなアニメなのか紹介したい。
■そもそも「シュタインズ・ゲート」とは
「シュタインズ・ゲート」は5pb.が製作したノベルゲームのタイトル。その完成度の高さから瞬く間に人気ゲームの仲間入りを果たし、2011年に満を持してアニメ化となった。その後も外伝や映画、ゲーム、小説など幅広いメディアミックスが行われ、2018年現在でも根強い人気を誇る。
秋葉原にあるブラウン管専門店の2階に、大学生の岡部倫太郎が部屋を間借りしていた。少し広めの部屋は発明サークル「未来ガジェット研究所」という名前で、同級生の橋田至や幼馴染でもある椎名まゆりと役に立たないものばかり発明していた。
中でも岡部と橋田が熱中していたのが、タイムマシンの発明だった。彼らは偶然ながら電子レンジを改造した「電話レンジ(仮)」を発明し、バナナが緑色のゲル状になってしまうという奇怪な現象に出くわしていた。原因はわからないままだったが、2010年7月28日に岡部はラジ館で行われる講義会場にやってきた。しかし、そこで彼は学会でも名の知られた牧瀬紅莉栖という少女の遺体を発見するのだった。
急いでそのことを橋田に連絡する岡部だったが、その瞬間にめまいに襲われる。気が付くと、なぜか岡部はラジ館の外に出ており、しかもその建物には謎の物体にぶつかっていたのだ。その上、死んだはずの牧瀬はなぜか生きており、岡部の奇妙な時間旅行がここからはじまることになる。
■続編となる「シュタインズ・ゲート ゼロ」はAIも題材に!
「シュタインズ・ゲート」では思わぬところから時間旅行の渦に巻き込まれ、大切な仲間を助けるために奔走することになる。時間旅行の代償による心情表現や、科学技術の考察はリアリティがあり、全24話もあっという間に見終わってしまうほど惹き込まれる魅力がある。
そして、その人気作の続編となる「シュタインズ・ゲート ゼロ」のアニメが2018年4月から放送された。本作では「タイムマシン」に加えて「AI」を新しい題材として加えており、「機械が感情を持つのか」という映画などでも扱われるテーマを意欲的に取り入れた。こちらは作品をぜひ見て欲しいのだが、そのAIの人格に選ばれた人物に、本作を見た人ならば誰もが驚愕するだろう。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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