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悪天候も中華や洋風ファーストフードが好調 5月外食売上
日本フードサービス協会が5月の市場動向を発表し、曜日の配置や悪天候で客数が減少し、ファミリーレストランの洋風や和風、居酒屋業態で苦戦が見られたものの、ファミレスの中華や洋風ファーストフードなどが売上を伸ばし、外食産業全体では21カ月連続の売上高プラスとなったことが分かった。
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■客数マイナスも客単価上昇で売上プラス
25日、日本フードサービス協会が5月の市場動向調査結果を発表した。前年同月比で外食産業全体の売上高は100.4%、店舗数は100.2%、客数は99.0%、客単価は101.4%だった。
全体売上高の前年同月比プラスは21カ月連続。全体概況によると、ゴールデンウィーク(GW)の休日が土曜日と重なったのに加えて、雨天が多かったことや、節約傾向が見られたことから、GW明けの客足は弱めに推移したものの、高付加価値メニューの堅調や価格改定などで客単価の上昇が続いているという。
■キャンペーンで中華が好調
業態別で好調だったのは、ファーストフードの洋風(5月売上高:104.1%、客数:102.7%、客単価:101.3%)や、ファミリーレストランの中華(同105.2%、103.0%、102.2%)で、ファーストフードの洋風は消費者参加型キャンペーンを展開した店が牽引して客数上昇し、ファミリーレストランの中華は、『お客様感謝キャンペーン』による集客増があったという。この他、ファミリーレストランの焼肉(同101.7%、101.5%、100.2%)、ディナーレストラン(同101.9%、101.5%、100.4%)が客数、客単価ともに前年同月比プラスとなっている。
■ファミリーレストランや居酒屋が苦戦
反対に不振だったのは、ファーストフードのその他(5月売上高:96.2%、客数:96.0%、客単価:100.3%)、ファミリーレストランの洋風(同96.9%、94.8%、102.2%)、ファミリーレストランの和風(同97.0%、96.6%、100.4%)、居酒屋(同96.3%、96.0%、100.3%)。
ファーストフードのその他ではアイスクリームが気温が下がった時期に低調だった。ファミリーレストランの洋風と和風は、どちらも客数の減少が大きく、居酒屋は、引き続き他業態との競争や店舗減少が原因に挙げられている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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