関連記事
映画『猫は抱くもの』、こじらせ系アラサー女子&自分を人間だと思い込む猫の物語
映画『猫は抱くもの』が2018年6月23日(土)に公開される。
■アラサー女子&自分を人間だと思い込む猫の物語
『猫は抱くもの』は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった“元アイドル”の沙織と“自分を沙織の人間の恋人だと思い込んでいる猫”の関係を描いた心温まる物語。大山淳子の原作『猫は抱くもの』を実写化した作品だ。見どころは、こじらせた女性と猫の、妄想とリアルが入り混じる演出。さらに実写の猫に加えて登場する、擬人化した猫を演じる“猫キャスト”にも注目したい。
■主演沢尻エリカ×吉沢亮
沙織を演じるのは、『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりとなる主演に抜擢された沢尻エリカ。そして、猫の良男の擬人化した姿を演じるのは、若手演技派俳優の吉沢亮だ。吉沢は役柄に合わせ、頭髪を青味がかった銀髪に変えて挑んでいる。
■“猫の擬人化”キャスト
さらに、“猫キャスト”には個性派キャストが勢揃いした。「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイが猫のキイロを擬人化した姿を演じるほか、老猫を『東京喰種トーキョーグール』や『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の岩松了、サバトラ猫を内田健司、黒白ブチ猫を林田岬優、ヒョウ柄猫を木下愛華、縞三毛猫を蒔田彩珠が担当する。
■コムアイは劇中歌も担当
なお、コムアイは出演だけでなく、本作の劇中歌「キイロのうた」も担当している。楽曲に関して「劇中歌は、登場人物と観客がそれぞれの固執しているものをそっと手放せるように、と思って書きました」と語った。
■ヒロインを翻弄するキーマンに柿澤勇人
沢尻を翻弄するキーマンとなるササキと高橋という2人の男を演じるのは、若手演技派俳優・柿澤勇人。『デスノート ザ・ミュージカル』や『メリーポピンズ』など舞台を中心に活躍する柿澤。一人二役という難しい役どころをどのように演じるのか注目だ。
■監督は“猫映画”の犬童一心
メガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)など幅広いジャンルの作品を手掛け、大島弓子の名作『グーグーだって猫である』を映画版(2008)とドラマ版(2014、16)を撮ってきた犬童一心。“猫を撮らせたら日本映画界随一“と言っても過言ではない彼。今回は一体どんな“猫映画”となるのか期待したい。
■劇中のアイドル・サニーズの楽曲「ロマンス交差点」が配信リリース
沢尻エリカが演じる主人公・沙織がかつて所属していたアイドルグループ「サニーズ」が歌うエンディングソング「ロマンス交差点」が、5月23日(水)にiTunesやレコチョク等の配信サイトでリリースされる。また、ミュージックビデオとそのメイキング映像も解禁され、沢尻エリカが本物のアイドルさながらのキャッチ―なダンスを披露している。
■ストーリー
こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。良男は、沙織の心に寄り添ううち、自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい...個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。
【作品詳細】『猫は抱くもの』公開日:2018年6月23日(土)キャスト:沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、岩松了、藤村忠寿、内田健司、久場雄太、今井久美子、小林涼子、林田岬優、木下愛華、蒔田彩珠、伊藤ゆみ、佐藤乃莉、末永百合恵、柿澤勇人監督:犬童一心原作:大山淳子『猫は抱くもの』©2018「猫は抱くもの」製作委員会
スポンサードリンク