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コンビニやドラッグストアが好調な売上 3月の商業動態統計
経済産業省発表した3月の商業動態統計速報によると、コンビニエンスストアやドラッグストアが引き続き好調を維持しているほか、スーパーやホームセンターも堅調な売上となっていることが分かった。
【こちらも】コンビニは3カ月連続増、百貨店は4カ月ぶりプラスに 3月売上
■卸売業・小売業ともにプラス継続
27日、経済産業省が2018年3月の「商業動態統計速報」を発表した。商業販売額は前年同月比2.2%増の42兆2,470億円で、昨年3月から13カ月連続で前年同月比プラスとなった。この内、卸売業は同2.8%増の29兆5,830億円で、こちらも昨年3月から13カ月連続の前年同月比プラス。小売業は同1.0%増の12兆6,640億円で、昨年11月から5カ月連続のプラスとなっている。
■百貨店は紳士衣料が堅調
百貨店の販売額は同0.5%減の5,702億円だった。好調な分野は、衣料品の紳士服・用品(販売額:353億円、前年同月比:+0.5%、以下同じ)や身の回り品(732億円、+1.6%)など。不調な分野は、その他衣料品(119億円、-5.6%)、家具(64億円、-11.1%)、家庭用電気機械器具(15億円、-16.4%)、家庭用品(173億円、-8.4%)など。
■スーパーは飲食料品が堅調
スーパーの販売額は同0.6%増の1兆643億円。好調な分野は、メインの飲食料品(7,873億円、+1.2%)、家庭用電気機械器具(132億円、+1.7%)など。不調な分野は、その他衣料品(60億円、-9.1%)、家具(22億円、-8.6%)、家庭用品(214億円、-5.0%)などとなっている。
■コンビニは全分野で前年同月比プラス
コンビニエンスストアの販売額は同2.8%増の9,969億円だった。全ての分野別で前年同月比プラスとなっており、ファーストフード及び日配食品が3,810億円(前年同月比:+3.5%、以下同じ)、加工食品が2,643億円(+2.9%)、非食品が2,957億円(+1.3%)、サービス売上高が556億円(+5.3%)だった。
■家電量販店は通信家電が好調
家電大型専門店の販売額は同0.2%増の4,031億円。分野別では通信家電(販売額:403億円、前年同月比:+12.2%、以下同じ)カメラ類(170億円、+1.9%)などが好調で、情報家電(930億円、-5.1%)とその他の分野(379億円、-2.0%)の2分野のみ前年同月比マイナスとなっている。
■ドラッグストアも全分野でプラス
ドラッグストアの販売額は同8.5%増の5,295億円。コンビニ同様に全ての分野で前年同月比プラスとなっている。特に好調なのは、調剤医薬品(326億円、+14.0%)、OTC医薬品(737億円、+9.4%)、化粧品・小物などのビューティケア(811億円、+11.6%)食品(1,419億円、+9.6%)など。
■ホームセンターは園芸やエクステリアが好調
ホームセンターの販売額は同0.4%増の2,633億円。好調な分野は、園芸・エクステリア(4,066億円、+6.0%)、カー用品・アウトドア(1,812億円、+4.9%)などで、不調な分野は、電気(1,498億円、-4.6%)、オフィス・カルチャー(1,562億円、-4.0%)などとなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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