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BMW・MINI 現代のゴーカートフィール イギリスの香りをカスタマイズ
MINI Cooper S 5 door(画像: BMWの発表資料より)[写真拡大]
ミニの社名が幾度となく変わった。オースティン、ローバーなどを経て、現在はBMWの配下にある。ジャガーもホンダとの提携、現在の中国資本など、イギリスの経済低迷が残した後だ。日本のメーカーも移り行くのだろう。
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BMW・ミニには「クーパー」の名も残されている。現代のディーゼルエンジンも積まれている。そのエクステリアは、一見してミニであることを感じさせる。「新型のミニが走っている!」とその存在を見せつけるかのように、最近ではよく街中で見かけるようになった。BMWブランドになったことで拡販が出来たのであろう。
・MINI ONE 3DOOR 3気筒DOHC1498cc 102ps/3900 ツインターボ 6MT/7DCT
3835/1725/1430mm 2495mm 1180/1210kg
・MINI COOPER 3DOOR 3気筒DOHC1498cc 136ps/4400 ツインターボ 6MT/6AT
3835/1725/1430mm 2495mm 1170/1200kg
・MINI COOPER D 3DOOR 3気筒DOHC1496cc 116ps/4000 ツインターボ 6AT
3835/1725/1430mm 2495mm 1230kg
・MINI COOPER S 3DOOR 4気筒DOHC1998cc 192ps/5000 ツインターボ 6MT/6AT
3835/1725/1460mm 2495mm 1240/1270kg
・MINI COOPER SD 3DOOR 4気筒DOHC1995cc 170ps/4000 ツインターボ 6AT
3835/1725/1460mm 2495mm 1290kg
・MINI ONE 5DOOR 3気筒DOHC1498cc 102ps/3900 ツインターボ 7DCT
4000/1725/1445mm 2565mm 1260kg
・MINI COOPER 5DOOR 3気筒DOHC1498cc 136ps/4400 ツインターボ 6AT
4000/1725/1445mm 2565mm 1260kg
・MINI COOPER D 5DOOR 3気筒DOHC1496cc 116ps/4000 ツインターボ 6AT
4000/1725/1445mm 2565mm 1280kg
・MINI COOPER S 5DOOR 4気筒DOHC1998cc 192ps/5000 ツインターボ 6AT
4015/1725/1445mm 2565mm 1320kg
・MINI COOPER SD 5DOOR 4気筒DOHC1995cc 170ps/4000 ツインターボ 6AT
4015/1725/1430mm 2565mm 1330kg
この仕様の違いをみると、エンジンが1500ccと2000ccの2種類あるだけでなく、チューニングの度合いを微妙に変えてきているのがわかる。かつてのミニとの違いは、高回転型高出力エンジンを求めているのではなく、低回転域でのフラットなトルクを求めていることだ。現代的ダウンサイジング・ターボエンジンの特性と、ドライバーの運転技術に合わせているのが分かる。狙いが、かつてのミニ・ユーザー層とは違うのだ。ここではガソリンエンジンだけを記載したが、116psと170psの2種類のクリーンディーゼルも用意されている。
ボディカラーは12色用意され、ホイールも16種類あって、スタイルにこだわりを見せている。それだけでなく、インテリアは部分ごとにカラーを選ぶことが出来る。シートとのコーディネートを楽しむことが提供されているのだ。ユニオンジャックのデザインをあしらうなど、イギリスの香りを漂わせている。女性だけでなく、男性にもたまらない心遣いだ。
エクステリアは、過去のミニのスタイリングを新しくしたように感じさせ、内装には丸を基本としたデザインテーマがあり、細部のスイッチ類など、古風なデザインを現代的にアレンジしている。どこからみても新しいのだが、それでもミニであることを強く意識させる。そして、そのドライブフィールは、間違いなく「ゴーカートフィール」だ。しかし、実用に困ることは一切ないであろう。機敏と言っても機敏すぎることはなく、通常のドライブならFFを感じさせることはない。イギリスの石畳の道路を、これで走ったイギリス紳士の心意気は、ライトウエイト・スポーツと共に真のドライブフィーリングの中にみることができる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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