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世代を超えて魅了する「ドラえもん」映画、新作「のび太の宝島」にも注目
子供のころに抱いていた冒険心をくすぐるのも劇場版ドラえもんの人気の秘密だろう(c)藤子プロ・小学館/テレビ朝日/シンエイ/ADK 2018[写真拡大]
■新作「のび太の宝島」が公開
国民的アニメである「ドラえもん」の劇場最新版である「のび太の宝島」が2018年3月3日から公開された。近年では子供だけでなく大人世代もドラえもんの映画シリーズにはまる人が続出しており、「大人だけの先行試写会」が開かれるほどだ。
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確かに、劇場版ドラえもんは過去の作品の中でも魅力的な作品がたくさんある。例えば「鉄人巨兵団」は感動的な話でアニメ映画としても見ごたえがあり、それ以外にも大人向けなSF作品も多数ある。そんな劇場版ドラえもんには、どのような魅力があるのだろうか。
■声優勢も熱い「のび太の宝島」
「ドラえもん のび太の宝島」は2018年3月3日から全国の劇場にて公開された最新作だ。プロデューサーは「君の名は。」などの大ヒット作品を手掛ける川村元気が、主題歌は人気絶頂歌手の星野源が担当。
ある日、のび太はドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って宝島を探していた。その道具を使っている中、偶然にも太平洋上に不思議な島を発見する。その島を冒険したいと言い出したのび太は、ドラえもんやしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンと共に「ノビタオーラ号」で冒険に出掛けることになる。しかし、その道中で海賊に襲われしずかちゃんがさらわれてしまう。
しずかちゃんを取り戻すと共に、宝島の秘密を探るのび太達。その中で宝島の秘密を知る少年・フロックとオウム型のロボット・クイズと出会う。彼らとの出会いが、のび太達の大きな冒険の入口となる。
子供の冒険心をくすぐるストーリーがウリの本作。劇場版ドラえもんには人気芸能人が参加することが多いが、今回は大泉洋と長澤まさみが参加。どちらもアニメ映画での声優参加が多く、非常に手慣れた部分がある。自然と溶け込む2人の演技にも注目したいところだ。
■前作「南極カチコチ大冒険」も話題
大人が忘れている冒険心や純粋な思いを形にしている劇場版ドラえもん。その真っ直ぐな気持ちを形にした作品作りが、大人にも響いているのだと思う。
「のび太の宝島」だけでなく、実は2017年に公開された「のび太の南極カチコチ大冒険」も子供だけでなく大人もはまった作品。ドラえもんらしい「少し不思議」な物語をベースに、作中にクトゥルフ神話を想起させるような演出が組み込まれている部分は大人も魅了されたようだ。
「南極カチコチ大冒険」は2018年3月2日に地上波初放送となり、ツイッター上でも話題になるほどだった。大人もはまりつつあるドラえもんだが、新作「のび太の宝島」ではどのような冒険を見せてくれるのだろうか。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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