ポルシェ、モータースポーツにフォーカスの「911GT3 RS」 ジュネーブで発表

2018年2月28日 17:16

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記事提供元:エコノミックニュース

スイス・ジュネーブで3月6日から開催される「2018年ジュネーブモーターショー」で、ポルシェが初公開するモータースポーツのための公道レーサー「911GT3 RS」、詳細なスペック&諸元はジュネーブショーで明らかになる

スイス・ジュネーブで3月6日から開催される「2018年ジュネーブモーターショー」で、ポルシェが初公開するモータースポーツのための公道レーサー「911GT3 RS」、詳細なスペック&諸元はジュネーブショーで明らかになる[写真拡大]

 独・ポルシェAGのモータースポーツ部門が、ジュネーブモーターショーで、最新モデルとして、モータースポーツ向けのシャシーを採用し、最高出力383 kW(520ps)の4リッター水平対向6気筒の自然吸気エンジンを搭載した「911GT3 RS」を発表する。

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 この新しいハイパフォーマンススポーツは、911GT3をベースとして、改良を重ねたモデルだ。最大限のダイナミクスと精度が得られるようにリファインされた、いわゆる四輪操舵のリアアクスルステアリングを含むすべての走行システムのセットアップと、性能が向上したエンジンを組み合わせた新型だ。911GT3 RSの0-100 km/h加速は3.2秒で、最高速度は312 km/hに達する。

 エクステリアは、クラシックな固定式リアスポイラーを備えた、ワイドで重量を最適化したボディで、エアロダイナミクスに基づいて決定された意匠だ。

 内装もレーシングカーらしく、ハイレベルなドライビングダイナミクスためのカーボン製フルバケットシートがしっかりとしたサイドサポートを提供する。収納ネットとオープニングループ付きの軽量ドアパネル、遮音材の縮小、新しい軽量リアリッドが、公道レーシングモデルとして一貫して“軽量化”を追及している。

 新型911 GT3 RSが搭載する4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンは、先代モデルや911 GT3のエンジンよりも最高出力が15 kW(20ps)アップした。最高9000rpmに達する高回転域まわるエンジンは、純粋なスポーツエンジンとして理想的なスペックだ。特別にチューニングされた7速PDKと組み合わせる。

 ポルシェのモータースポーツテクノロジーにより、新型のシャシーは最高のドライビングダイナミクスを発揮する。フロントの20インチ軽量ホイールと新開発の265/35 R20スポーツタイヤは俊敏性とステアリング応答性を高め、リアの21インチホイールと325/30 R21タイヤはトラクションを向上させる。

 現行のすべてのGTスポーツカーと同様に、911 GT3 RSでも無償オプションとしてクラブスポーツパッケージが用意される。このパッケージには、ロールバー、手動式の消火器、バッテリー切断スイッチ用アダプター、6点式シートベルトが含まれる。

 ポルシェのモータースポーツ部門は、さらなる軽量化のためのヴァイザッハパッケージをオプション設定した。このパッケージでは、シャシー、インテリア、エクステリアにカーボン部品を採用し、オプションのマグネシウムホイールが用意した。このパッケージによる最軽量の構成を選択すると、911 GT3 RSの重量は1430 kgまで低減する。

 ポルシェは、この公道仕様のGTスポーツカーを1年以内に発売する予定だ。(編集担当:吉田恒)

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