エトロ、2018年秋冬コレクション発表

2018年2月27日 11:09

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記事提供元:ファッションプレス

 エトロ(ETRO)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月23日(金)に発表された。

 50周年のアニバーサリーイヤーを目前に控えた今季のテーマは「フォーク デコ」。左右に大きく広がる平原と砂岩の浸食で生まれた地形。奇妙だけれど美しい広大な西部の風景にインスピレーションを得て、ヴェロニカ・エトロはクリエーションを進めた。

 今季の鍵を握るのは多彩なプリント。ちりめんの手法を用いたエスニックパターン、白と黒のフラッカーチェック、スタープリント、1920年代のカーペットからインスパイアされたアール・デコ モンタージュ、ハートと矢のモチーフといった様々なパターンが、エトロを象徴するペイズリー柄と交わっていく。カラーはチョコレートやグリーン、濃いオレンジ、赤みがかったロブスターと落ち着きのあるものを揃えた。

 それらユニークな色柄をのせたシルクジョーゼットやクレープ、シルクは、ロマンティックなドレスへと変わる。襟は高くとり、ボディは身体にぴったりフィット。ウエストから裾にかけてはふんわりと広がり、風をきって優雅に揺れ動く。

 合わせたのは、マフラー付きのコートやカウチンニット、スエードコートなど。どれも民族的なエッセンスを孕んでおり、エトロが目指す、デコラティブなフォークフロアスタイルの完成へと近づける。仕上げに差し込んだのは、伝統工芸品から着想を得たアクセサリーたちだ。ターコイズやコーラル、タイガーアイなど深みあるストーンを含んだネックレスやピアスはどれもヘビー級の重量感で。フリンジをあしらったレザーバッグもまた、「フォーク デコ」のキーワードを体現するのに一役担っている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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