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セブンイレブン、山口県で買い物支援サービスを開始
少子高齢化の進展で、買い物に不便を感じる高齢者が増えているが、買い物支援サービスを展開するセブン-イレブン・ジャパンは8日、山口県内で同社として初めての移動販売サービスに乗り出した。同サービスは、移動販売車「セブンあんしんお届け便」を地域で展開することで、消費者の住まい近くで買い物ができるようにする。当面実施店として、同社光市三井店が対象で、販売場所として、光市三井・小周防、周南市桶口等を予定している。
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同社は2011年5月に、茨城県城里町の常北下古内店で買い物支援サービスを実施したのを皮切りに、現在、全国1道28県で56台の移動販売車が稼動している。
移動販売車は、専用車両として同社が独自に開発した車で、常温(加工食品等)、20度C(おにぎり等の米飯類)、5度C(サンドイッチ等のチルド商品)、マイナス20度C(アイスクリーム・冷凍食品等)の4温度帯の商品の販売が可能である。また、同販売車は、機動性の高い四輪駆動の軽自動車で、山坂の多い地域や細い路地などの住宅地にも入っていける。
販売商品は、おにぎりや弁当のほか、サンドイッチ等のデイリー商品をはじめ、ソフトドリンクやカップめん等の加工食品、アイスクリーム・冷凍食品等、合計約150種類の商品を搭載する。
決済方法としては、携帯POS端末を使用して清算するほか、電子マネーnanacoによる決済も可能である。営業日は毎日。
流通を取り巻く環境は、少子高齢化や人口の減少などで大きく変化している。また、生鮮食料品販売店などの小売店舗も減少傾向にある。そのため、高齢者を中心に、消費者の間では、住んでいる地域で、日常の買い物をする上で不便・困難を感じている人が増えている。
同社はそうした環境変化を踏まえ、買い物支援サービスとして「セブンあんしんお届け便」を展開しており、今後、お届けサービスや移動販売を通じて、地域の消費者にとって、「より近くて便利」な店舗の展開を目指していくことにしている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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