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アカデミー賞の大本命!「スリー・ビルボード」が映画ファンに贈る最高の時間
目を引く赤いボードが立ち並ぶ中、静かなる怒りを目に携えたフランシス・マクドーマンドが立ちすさぶ。(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation[写真拡大]
■各賞で高評価を得ている「スリー・ビルボード」
2017年に開かれた第74回ベネチア国際映画祭では脚本賞、同じ年のトロント国際映画祭では最高賞にあたる観客賞を受賞した映画が「スリー・ビルボード」である。
さらにゴールデングローブ賞では4冠を達成し、アカデミー賞には6部門ノミネート。映画評論家だけでなく、映画ファンからも喝さいを受けた本作だが、どのような映画なのだろうか。
娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェルら演技派が共演。「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー監督がメガホンをとった。
■「スリー・ビルボード」のあらすじ
アメリカのミズーリ州にある田舎町のエビング。延々と続きそうなほど広大な大地に道路が敷かれているが、そこに赤くて大きな3枚の広告ボードが立ち並ぶようになる。そのボードを立てたのはミルドレッド・ヘイズ(フランシス・マクドーマンド)だった。彼女は娘を7カ月前に殺害されたが、一向に進展しない捜査に異を唱えるために広告を立てたのだ。
さらにミルドレッドはTVニュースの取材にて「犯罪を放置している責任は署長にある」と答えた。ついに見かねたウィロビー(ウディ・ハレルソン)はミルドレッドの元を訪ねて事情を説明するも、理解してもらうことはできなかった。
過激な抗議運動を続けるミルドレッドだが、町の中で人望のあるウィロビーを疑うものは誰もいなかった。抗議運動が激しくなるにつれてミルドレッドは孤立無援状態になるも、抗議運動を止める様子は一向に見受けられなかった。
町人だけでなく、一人息子のロビー(ルーカス・ヘッジズ)や元夫のチャーリー(ジョン・ホークス)も、ミルドレッドの異常な行動からどんどん距離を取っていく。さらに、殺害される前に娘から相談を受けていた事実をチャーリーから聞かされ、ついに心までも壊れてしまいそうになる。
■サスペンス要素と「業と赦し」がテーマの作品
ベテラン役者であるフランシス・マクドーマンドとウディ・ハレルソンの共演というだけでも見る価値のある映画だが、本作の監督は演劇界でも高い評価を受けているマーティン・マクドナー。「業と赦し」をテーマにした本作品は、すべての映画ファンをうならせてくれること間違いナシだ。
「スリー・ビルボード」は2018年2月1日から全国の映画館にて上映中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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