【注目銘柄】セックは急伸して14年高値に接近、18年3月期業績・配当予想の増額を好感

2018年1月25日 16:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 セック<3741>(東1)に注目したい。リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つシステム開発会社で、モバイルネットワーク、インターネット、社会基盤システム、宇宙先端システムの分野に展開している。1月22日に18年3月期業績予想および配当予想を増額修正した。これを好感して株価は急伸し、14年1月高値に接近している。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期業績予想と配当予想を増額修正

 1月22日に18年3月期の非連結業績予想および配当予想を増額修正した。売上高は4億50百万円増額して17年3月期比11.9%増の49億50百万円、営業利益は50百万円増額して27.0%増の5億50百万円、経常利益は80百万円増額して31.6%増の6億円、純利益は50百万円増額して30.6%増の4億10百万円とした。

 移動体通信事業者向けサービス系の開発が好調に推移している。官公庁案件を中心とした社会基盤システム分野と、車両自動走行などロボットの研究開発案件が堅調な宇宙先端分野も増加し、売上高・利益とも期初計画を上回る見込みだ。

 配当予想は普通配当を4円増額するとともに、東証1部指定記念配当10円を実施し、合計14円増額の年間42円(期末一括)とした。17年3月期との比較では6円増配となる。

■株価は急伸して14年高値に接近

 株価(17年9月29日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、業績予想および配当予想の増額修正を好感して株価は急伸した。1月24日には3195円まで上伸し、14年1月の上場来高値3200円に接近している。目先的には過熱感を強めているが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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