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【新規上場(IPO)銘柄】要興業は、機密処理、感染性廃棄物処理等幅広いサービスも提供、今3月期営業利益2ケタ増益を見込む
要興業<6566>(東2)は、12月25日に東京証券取引所市場第二部に上場した。同社グループ(同社及び同社の関係会社)は、同社(株式会社要興業)及び連結子会社1社(株式会社ヨドセイ)により構成されており、東京23区内を中心にして、産業廃棄物に分類されるビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等や、一般廃棄物に分類される可燃ごみ等の収集運搬・処分、リサイクル(資源物の売却)を中核とした事業を行っている。
収集運搬・処分事業では、東京23区内において、各排出事業者と7,000か所以上の排出現場を定期的に回収する契約を結んでいる。定期的な収集のほか、臨時に発生する粗大ごみ、顧客の営業上の秘密情報や個人情報を含む書類や記録媒体を対象とする機密処理、医療機関から排出される感染性廃棄物処理等、幅広いサービスも提供しており、事業規模は着実に拡大している。リサイクル事業では、リサイクルセンターに運び込まれた廃棄物である古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等の選別、破砕、圧縮、梱包等の処理を行い資源化し、再資源化品や有価物を業者に売却。段ボールや一部の機密書類については、専用車両で回収し、古紙業者に売却もしくは製紙工場に直納している。行政受託事業では、東京23区の依頼により、当該区から発生する不燃ごみや容器包装ごみ(ビン、缶、ペットボトル、プラスチック容器ごみ)をリサイクルセンターで資源化処理している。株式会社ヨドセイにおいて、家庭から排出される一般廃棄物を行政の処理施設及び処分場に運搬している。
今18年3月期第2四半期業績実績は、売上高54億4600万円、営業利益7億1800万円、経常利益7億1300万円、純利益4億8200万円に着地。
今年18年3月期業績予想は、売上高108億1900万円(前期比7.7%増)、営業利益12億2200万円(同18.2%増)、経常利益12億0600万円(同14.6%増)、純利益8億1800万円(同 9.9%増)を見込む。上場で調達した資金はリサイクルセンターの拡充や新設などに充てる計画。年間配当予想は、未定(前期は300円を実施)としている。17年6月11日付で普通株式1株につき100株の株式分割を実施済み。
株価は、上場初日の12月25日に公開価格750円を26.7%上回る950円で初値をつけ、同28日高値1360円まで上昇した後、1月5日安値1010円と下げてモミ合っている。今3月期営業利益2ケタ増益を見込んでおり、第3四半期決算好調が確認されれば、高値奪回から上値を伸ばす可能性は高い。目先1000円どころで下値を固めつつあり、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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