米3月利上げ観測

2018年1月8日 08:45

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記事提供元:フィスコ


*08:45JST 米3月利上げ観測
 12月の雇用統計内容について、市場関係者の間からは「平均時給の伸びが予想と一致したものの、現在の経済情勢を勘案すると(12月雇用統計は)3月ないし6月の追加利上げを阻む要因にはならない」との声が聞かれている。12月の失業率は4.1%で11月実績と同水準だったが、市場関係者の多くは「足元の経済情勢との整合性はとれている」とみているようだ。また、非農業部門雇用者数について、ある市場関係者は「昨年半ば頃より米労働市場は完全雇用に近い状態が続いており、月間で15-20万人程度の雇用増が続くとは思えない」と指摘している。
 なお、米債券市場では次回の利上げは3月に行われるとの見方が多いが、2018年の利上げ回数については3回ではなく、2回にとどまるとの見方が増えているようだ。《MK》

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