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大相撲、1月場所の番付発表 貴乃花部屋の貴景勝は新小結に
■番付発表
26日、大相撲1月場所の番付が発表された。日馬富士が引退したことにより4横綱から3横綱に、先場所大関から関脇に降格した照ノ富士は10勝することができれば大関に返り咲くことができたが、成績が振るわず前頭十枚まで番付を落とした。
一番注目を浴びたのは日馬富士に暴行を受けた貴ノ岩と同部屋の貴景勝。貴乃花部屋ということで注目を浴びているということもあるが、21歳という若さでの昇進ということも話題の要因となっている。三役になったということはもちろんのこと、若干21場所でのこの地位は目を見張るものがある。注目を浴びている部屋所属というわけでなければ、明るいニュース以外の何物でもない。
さらに同じく小結に名を連ねたのが阿武咲。阿武咲も貴景勝と同じ21歳で、若手のホープといっても過言ではない。
■大相撲に明るい兆し
2017年ほど大相撲を良くも悪くもにぎわせた年はあまりないのではないだろうか。1月場所の稀勢の里の初優勝と、横綱昇進。3月場所の稀勢の里の奇跡の逆転優勝。5月場所には稀勢の里が休場する一方高安が大関昇進を決めた。
7月場所以降は上位陣の休場が目立った。9月場所には3横綱、2大関が休場しファンが落胆したことは言うまでもない。
そして極めつけは、11月場所直前に起きた貴ノ岩への暴行問題により、日馬富士が引退したことだろう。11月場所自体も、鶴竜は初日から休場、稀勢の里も途中休場するなどファンが離れていってもおかしくない状況を生み出した。
日馬富士の暴行が明るみに出た際には、1月場所の開催も難しいという声もあったが何とか最悪の事態は逃れた。
しかし、日馬富士の暴行時に白鵬や鶴竜が同席していたことが日を増すごとに重く受け止められてきて、彼らの処分についていろいろな憶測を呼んでいる。その中での貴景勝、阿武咲の小結という番付は明るいニュースに間違いない。
■土俵外が盛り上がっている
はっきり言って現在世間の目は相撲協会に対して冷たいまなざしを向けている。暴力がなくならない現状、相撲協会内でのいざこざ、見るに堪えないといった状況である。11月場所は相撲外に目を向けられすぎていたためあまりバッシングを受けていないが、相撲内容はあまり良くなかった。
相撲内容が良ければ本当の相撲ファンはそちらに目を向ける。それができていないから相撲協会へ非難が集まるということも少なからずある。力士一人一人がベストを尽くし、ファンを魅了し、相撲界へ活気を取り戻してほしい。
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