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現行モデルのBMW M3(写真: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)[写真拡大]
次期BMW・M3が企画されているようだ。テスト中の姿がマスメディアに捉えられ始めた。もっとも故意に取材させているのだろうが?ともかく次期M3と発表されている。BMW・M2は手ごろなサイズで、日本国内では使いやすい。だが少々苦言を言えば、「BMW・M2 スポーツ」などと「M」のスポーツブランドを使い過ぎて、安っぽくなってきた。「M」はそのブランドを守ってほしいものだ。
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パワートレインは直列6気筒のようで、8速DCTと6速MTが用意されているようだ。500馬力と推定されるエンジンには「水噴射」が用いられるようだ。BMW・M4 GTSの装置の流用だろう。この装置を若干説明しておく。圧縮工程でシリンダー内で熱が上がり過ぎてノッキングを起こしてしまい、圧縮比を上げられないため、最高出力を抑えることになってしまうことに対する対策の一つだ。ターボチャージャー装備エンジンでは有効な手段の一つで、水を噴射して温度を下げてノッキングを防ぎ、自然点火時期を遅らせて高圧縮比を確保し、最高出力を上げることが出来る。
ここで注目したいのが、M5と同じく4輪駆動の「xDrive」を取っていることだ。BMWは20年ほど前には、「4輪駆動はいらない、スキッドコントロールでいける」と公言していたが、現代の高出力で、中国の悪路を知ったとき、考えが変わったようだ。今では、カメラなどの情報から、事前に4輪を制御して安定化させる「xDrive」を採用しているようだ。その場合でも、通常はFRで、スリップするときには4WDとするシステムのようだ。FRにこだわるのは嬉しいことだ。
推定500馬力の最高出力で、パフォーマンスは0-100km/hが3.7秒と現在の「M3 CS」と同等と言われている。最近のターボチャージ・エンジンでは低回転トルクが強く、0-400mのタイムではなく0-100km/hのタイムで表すことが多くなった。また0-400mなどで、実用速度の100km/hを超えたタイムを表示することは「不謹慎」なのであろう。さらにはいつか、Mであってもモーターアシストや回生ブレーキなどを装着することを楽しみにしている。それは低速トルクが圧倒的に強く、ワインディングロードでは強力な武器となるからだ。
どちらにしてもBMW・Mシリーズの魅力は、サスペンションセッティングにもあり、現代的なスプリングは柔らかくダンパーで抑えるセッティングがどのようになっているのかを早く知りたいものだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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