【注目銘柄】ブレインパッドは戻り歩調、18年6月期大幅増益予想

2017年11月24日 11:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ブレインパッド<3655>(東1)は、企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。18年6月期第1四半期は大幅増益だった。通期も大幅増益予想である。株価は調整一巡して戻り歩調だ。

■データマイニングに強み

 企業データを分析して販促に活用するデータマイニングに強みを持ち、ビッグデータ活用関連ビジネスを展開している。事業区分はアナリティクス事業、ソリューション事業、マーケティングプラットフォーム事業としている。

 アナリティクス事業は、顧客企業の有する大量データに関するコンサルティングおよびデータマイニングの実行、ならびにデータに基づく企業行動の最適化支援を行っている。ソリューション事業は、顧客企業に対してデータ蓄積、分析および分析結果に基づく施策実行に必要なソフトウェアの選定・提供ならびにシステム開発・運用を行っている。マーケティングプラットフォーム事業は、主にマーケティング領域において、データ分析系のアルゴリズムや自然言語処理機能などを搭載した独自性の強いソフトウェアを自社開発し、SaaS型サービスを提供している。

 中期経営計画では目標値に19年6月期売上高50億円、経常利益7億円を掲げている。

■18年6月期1Q大幅増益、通期も大幅増益予想

 11月10日発表した18年6月期第1四半期(7~9月)連結業績は、売上高が前年同期比14.6%増の9億23百万円、営業利益が28.1%増の51百万円、経常利益が94.6%増の53百万円、純利益が2.9倍の34百万円だった。第1四半期として過去最高の売上高となり、増収効果で大幅増益だった。

 アナリティクス事業が26.6%増収、ソリューション事業が8.4%増収、マーケティングプラットフォーム事業が8.8%増収と、いずれも好調に推移した。人件費などの増加を吸収して大幅営業増益だった。経常利益と純利益は、営業外で前期計上した持分法投資損失14百万円が一巡したことも寄与した。

 通期の連結業績予想は、売上高が17年6月期比16.2%増の41億円、営業利益が2.0倍の3億円、経常利益が2.1倍の3億円、純利益が26.1%増の1億90百万円としている。需要が高水準に推移して大幅増益予想である。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価は調整一巡して戻り歩調だ。9月の直近安値974円から切り返して、11月22日には1415円まで上伸した。そして6月の戻り高値1450円に接近している。11月22日の終値は1390円、今期予想連結PERは49倍近辺、時価総額は約94億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形となり、13週移動平均線も上向きに転じて先高感を強めている。戻りを試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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