映画『オール・アイズ・オン・ミー』伝説的ラッパー・故2PACの人生を描く

2017年11月16日 16:26

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『オール・アイズ・オン・ミー』が、2017年冬より全国公開される事が決定した。

 1996年9月、凶弾に倒れ25歳の若さでこの世を去りながらも、未だ影響力を持つ伝説的ラッパー「2PAC(トゥパック)」。彼はブラックパンサー党員の母を持ち、黒人への差別に対する怒りを思うままにラップで表現した。アルバム総売上枚数は7,500万枚を超え、今も未発表曲でアルバムが幾つもリリースされ、全てが大ヒット。エミネム、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーが惜しみないリスペクトをし続けるなど、その人気は衰えを知らない。

 本作は2PACの成功への道のり、仲間との別れ・裏切り、カリスマ性と名声の代償、東西海岸抗争、そして自身の被弾̶といった、センセーショナルなゴシップにあふれた人生の真実が描かれる。

 2PACを演じるのは、新人のディミートリアス・シップ・ジュニア。そのほか、ノトーリアスB.I.G.役のジャマール・ウーラード、ドクター・ドレー役のハロルド・ハウス・ムーアなどが出演する。

■ストーリー

世界を変えようとした若者がいた。彼の死は、今なお謎に包まれ、彼の詩は、今なお世界を変え続けている。
ニューヨークのスラムで生まれ育った2PAC(トゥパック・シャクール)。ブラック・パンサー党員の母に連れられ、住まいを転々としていたため、あまり周りに馴染めない辛い幼少期を送っていた。役者に憧れていた彼は、12歳の時にハーレムの劇団に入団し舞台デビューを果たし、その後、ボルチモア芸術学校に入学。次第に彼はラップに没頭することとなり、数々の詩を書き始める。17歳の時、カリフォルニアに移り住むこととなるが、その頃には母親はドラッグ中毒で家庭は酷い有様と化していた。そんな彼はラッパーとなる夢を追い続ける。

 1991年に2PACの名で、アルバム「2Pacalypse Now」でソロデビューを果たし、着々とその名を上げていく。だが、ある日彼はレコーディングに訪れていたスタジオで強盗に襲われ、その身に銃弾5発を受けてしまう。一命を取り留めた2PACは、この事件を仕組んだのは、たまたま同じスタジオにいたショーン“パフィ”コムズとノトーリアスB.I.G.だと思い込む。西海岸のヒップホップ・レーベルDeath Rowレコードに所属する2PACは、東海岸のBad Boyレコードのショーン“パフィ”コムズやノトーリアスB.I.G.をことあるごとに非難し、ヒップホップ界史上最悪の“東西抗争”が幕を開けてしまう。そして遂に、1996年9月7日ラスベガスで2PACは銃撃され、その6日後の9月13日に25歳の若さで人生の幕を閉じることとなる。

【詳細】
『オール・アイズ・オン・ミー』
監督:ベニー・ブーム
出演:ディミートリアス・シップ・ジュニア、ジャマール・ウーラード、ダナイ・グリラ、カット・グレアム、ドミニク・サンタナ、ハロルド・ハウス・ムーア
原題:ALL EYEZ ON ME
米国公開日:2017年6月16日(木)
©2017 Morgan Creek Productions,Inc.

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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