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【新規上場(IPO)銘柄】SKIYAKIは、12月14日に第3四半期決算を発表、ファンクラブサービスの需要は高まる
SKIYAKI<3995>(東マ)は、10月26日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、音楽、漫画、アニメなどのアーティストや、アイドルグループのファンクラブサイトの制作・運営を行っている。「創造革命」の担い手であるアーティストやクリエイターには、応援し支える「ファン」の存在が不可欠で、同社グループでは、ファンのためになるサービスをテクノロジーによって実現し、新しいマーケットを創造する取り組みを、Fan×Technology=「FanTech」と定義し、事業活動を展開している。
ワンストップ・ソリューションプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」では、ワンストップ・プラットフォームとなっており、1つのIDで、各種サービスを利用できる。また、効率化されたプラットフォームのため、非常に短期間で多数のFC、EC、チケットサービスのリリースが可能となっている。サイトへのアクセスや購買等の行動履歴データはリアルタイムに蓄積され、これらのデータをもとにして、ファンのためになる施策を提案している。国内の各種決済手段はもちろん、海外決済、最大37か国語の翻訳も可能としている。本年7月末現在の総登録会員数は118万人で、前年度末比19.7万人(20.0%)増加している。
今2018年1月期第2四半期業績実績は、売上高11億9100万円、営業利益1億3900万円、経常利益1億3700万円、純利益1億1500万円に着地。今1月期第2四半期営業利益は年計画に対する進捗率が65.6%と順調に推移している。
今18年1月期業績予想は、売上高22億4100万円(前期比30.2%増)、営業利益2億1200万円(同48.3%増)、経常利益2億円(同51.9%)、純利益1億7400万円(同50.3%増)を見込む。上場で調達した資金は主力のサイトの制作・運営事業やシステム開発者の人件費に充当するほか、新事業の育成に充てる計画。配当予想は未定としている。
株価は、上場2日目の10月27日に公開価格3400円の2.47倍相当の8400円で初値をつけ、同30日高値9560円と買い進まれた後、11月2日安値6860円と調整。7日安値6920円と売り直されて下値確認から同8日高値8100円と上昇。その後、モミ合っている。音楽業界では、毎年300組以上の歌手がデビューし、公演回数も過去10年間で約2倍に伸長。CDなどのパッケージ販売から、ライブ・コンサートなどの「体験型」市場に推移している中、ファンが優先的にライブ・コンサートのチケットやグッズを購入できるファンクラブサービスの需要が高まると予想される。今1月期第2四半期業績は順調に推移しており、12月14日に予定される第3四半期決算の発表は注目される。決算発表を前に押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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