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日本の労働市場、高スキル人材のミスマッチが大きな問題か
記事提供元:スラド
先月27日、英人材会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメントが、世界33カ国を対象に労働市場を調査した「グローバル・スキル・インデックス」の2017年版を公開した(EconomicNews、レポートPDF)。
このレポートでは教育政策、賃金月力、労働市場への参加、人材ミスマッチなどの指標を使って各国の労働市場をスコア化、比較している。その結果、日本の労働市場は33国中11位という順位となった。ただ、項目別に見ると特に「Talent mismatch」(高スキル人材のミスマッチ)に関してはネガティブな評価となっており、この評価値については日本は31位と非常に低い。労働市場の柔軟性の低さや賃金上昇の低さなども問題とされている。
また、生産年齢人口は多くの国で減少しており、これによってスキルのある人材獲得が難しくなると考えられているという。特に欧州、米国、日本においては過去5年間、高スキル人材の需要が中スキル・低スキル人材と比べて非常に大きい傾向が見られるそうだ。しかしその一方で、は高スキルが求められる分野の賃金上昇は非常に低い傾向があるとも分析されている。
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