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いぬやしき 第3話「安堂直行」 あえて俳優が演じる狂気さに鳥肌!【感想コラム】
いぬやしき 第3話「安堂直行」 あえて俳優が演じる狂気さに鳥肌!【感想コラム】[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
犬屋敷 壱郎と獅子神 皓。身体を兵器ユニットにされてしまった二人の再会!という非常にいいところで終わってしまった前回からの続きです。注目の第3話です。
Contents
1 飛行能力もある2 治安の悪い街3 今度は救う4 いじめをするクラスメートを射殺5 友のために動く殺人鬼と、拒絶する友
■飛行能力もある
いかにもバトルが始まりそうな引きでしたが、この場はヒロが撤退。空を飛んで去ります。
壱郎と違って、機能を使いこなしています。もし壱郎も空を飛ぶ方法を知っていたら、助けられたかもしれないのに。
「救えなかった。可哀想に……」
護れたはずの一家を殺されたことが、夢にまで出てきます。
「ぼくは彼を止めることが出来るだろうか」
ヒーロー側の壱郎は、同じ力を悪用するヒロを止めようと考えます。
一方、そのヒロは――友人である安堂 直行のことを気にかけます。
いまだ学校に来ないことを心配して部屋に訪れたり、怪我を直してあげたり。
ここだけ見ると凄くいい人っぽいですね。
■治安の悪い街
夜。ガラの悪い男たちが、会社員である男性に絡みます。
人通りの少ない場所へ連れていき、格闘技でもやっているのか、技の練習台にしようとします。
「子供も妻もいるんです」
金を出すから見逃して欲しいという会社員に、男たちは「殴ってこいつってんだろ」と怒鳴りつけ……。
相変わらず治安の悪い街です。そこに現れたのは、壱郎でした。動きは素人でも、スペックはチートです。
殴られても効かないし、へろへろのパンチで当たれば一撃KO。男たちを退治し、会社員を救いました。
■今度は救う
さらには強化された聴覚で、遠方で発生している火事を察知。
「凄い遠い……間に合わない」
前回のように車で行ったのでは、また死なせてしまう。そこで壱郎は、ヒロのように飛ぶことを決めます。
『鉄腕アトム』の歌を口ずさみ、飛ぶイメージを浮かべながら飛翔。はじめは怖がって落下してしまいますが、機械の体は落下ダメージもへっちゃらです。
少しずつ出来ることを試していく感じは、チート系主人公モノアニメを彷彿とさせます。
そうして火事の現場に到着し、そこの一家を今度は救出。
感謝されるも、「ぼくのことは警察にも、誰にも言わないでください」と念を押す壱郎。
聖人です。機械になってしまったけど、誰よりも優しく人間らしい壱郎。
同じく、ある意味とても人間らしいけど、親しい者以外は平気で殺す危険人物ヒロ。
本当に対局です。
■いじめをするクラスメートを射殺
ある日、ヒロはついに直行を学校まで連れ出すことに成功します。
クラスメートの男子たちが「安堂、また屋上で遊ぼうか」と絡むのを止めるヒロ。
またまたガラの悪い男子たちは、ヒロをもバカにします。
「なにイキってんの?」「かっこいー」「おまえらゲイか?」
と。何度でも言いますが、奥浩哉先生、リアルなクズの描写がうますぎです。このアニメには声優ではなく俳優を多く使っていますが、“リアルさ”と“作風”にマッチしていますね。
ヒロに手首を捕まれ、その痛みから涙を流し許しを請う男子。
彼の仲間たちは「てめー放課後屋上に来いよ」と言いながら去っていきますが……。
放課後、彼らは来ませんでした。女子たちとつるんで、楽しく下校です。
それを、屋上から射殺していくヒロ。淡々と殺していく様、良くも悪くもリアルなヒロ。俳優が演じるからこそ、ヒロの行いが狂気じみて感じます。
■友のために動く殺人鬼と、拒絶する友
「誰も……俺には勝てない……アメリカの軍隊が来ても護ってやるよ」
ビビらなくても大丈夫だというヒロ。ハッキングも、情報操作も、ATMから金を引き出すことだって出来てしまうヒロ。
しかし直行は、「人……殺すやつとか……友達続けるの無理」とヒロを拒絶。
もうかかわらないでくれという直行に対し、学校には行けと言い残し去っていくヒロ。
やってることは最悪の人殺しでも、友への想いだけは本物。
そんなヒロが、一人になってしまう瞬間でした。
そして壱郎の方も、治癒や病気を完治させる方法を覚え、患者を救うべく病院へ向かっていくのでした。
異なる道を進み続ける二人と、直行。
この三人が今後どうなっていくのか、注目です。
(あにぶ編集部/星崎梓)
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